海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。
『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。
目次
『グッド・ワイフ』シーズン2・第20話『原告は独裁者』のあらすじ
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。
(※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)
今回のケースは、掘削会社のラテン・スターがプラタコ・スティルマン社というベネズエラの石油会社を債務不履行で訴えたというものです。掘削会社は、8600万ドルで建設と操業を請け負いましたが、石油会社からはいまだに支払いがされていません。
石油会社の代表ライアン・フランシスと弁護士のイザベルは、証言録取のためアリシアたちの事務所を訪れます。ラテンスター掘削会社の代表ルイス・リオスは1年以上にわたる訴訟で体調を崩しているため、娘のアイーダが代わりに証言録取を行います。
ナタリーはスペイン語の能力を発揮し契約書の誤訳に気がつきます。アリシアは証言録取の際にこれを使い、プラタコ側の不備を指摘。アリシア側は優位に立ちますが、ここで元俳優の弁護士フレッド・トンプソンが現れ後任になったとウィルに伝えます。
フランクは、ルイスはもはや原告ではないと話します。彼の会社であるラテンスター掘削会社が国有化されたのです。ウィルが連邦法廷で戦うことを提案するとナタリーは、以前ベネズエラの案件で延期を申し出ることで有利になったケースがあったと話します。
そこで、世界銀行がラテンスター掘削会社の資産価値を査定するまで、国有化を延期する訴訟を起こすことになりました。ナタリーが通訳を務め、チャベス大統領とテレビ電話で話し合いをすることに。 彼はこの提案に対してあまり乗り気ではありません。
事務所側は、ベネズエラの法律によると資産評価の査定には3ヶ月が義務付けられているといいますが、チャベス大統領は、そうであるならば法律を変えると主張します。これを受けて事務所側は、緊急差し止め命令を要請することにしました。
ウィルたちはレスナー判事を相手に「私の意見では」と弁護を有利に運ぼうとしますが、今回は勝手が違っていました。レスナーは俳優弁護士フランクの大ファンだったのです。そして、シカゴの裁判官だからベネズエラの法律は裁く資格がないと話します。
国家権力の圧力により、プラタコ・スティルマン社の証人は口を閉ざします。彼らの家族は、ベネズエラに残っているのです。 唯一証言できるエステバン・ゴンザレスは現場作業員として働いていた際に事故で負傷し、シカゴとベネズエラで治療を受けたと話します。
ゴンザレスが運ばれた時、肺には水が入っていたとのことです。しかし、基地はすべて地上にあるため、このような事態が起きるのは不自然です。そして、プラタコ・スティルマン社が海洋掘削基地を保有しているのことが判明したのです。
プラタコ・スティルマンは石油埋蔵量を探索し地図を作成し、その独占所有権を主張していたのです。プラタコ・スティルマン社は5000万ドルの和解金を提示します。ウィルたちは喜びますが、フランクはこんな金額では受け入れられないと言い放ちます。
レスナー判事もひいき目をやめ、フランクに対し「それはあなたの意見ですか?」と尋ねます。今回のケースは、ロックハート・ガードナー事務所の大勝利となりました。独裁者の代理人をした分も要求し、8600万ドルを獲得することに成功します。
イーライはアリシアに対し、現実的なピーターはウェンディよりもよい判事になると説得します。しかし、アリシアには選挙に関わらないという約束があるのと、訴訟のトラブルにより仕事を休める状況ではないため、インタビューに応じることはできません。
しかし、アリシアはダイアンに呼び出され休むように言われます。アリシアはイーライの指示だと疑いますが、民主党委員長のフランクが明日の選挙に備え圧力をかけていたことがわかります。アリシアはイーライに謝罪をし、インタビューに応じると言います。
イーライは質問されるであろう内容を予測し、アリシアに事前に指導します。その成果もあり、アリシアは本番では巧みに質問をかわしていきます。ピーターはいい夫だと話すアリシアのインタビューの様子を、ウィルは事務所で見つめています。
カリンダはアリシアを見つめるウィルに対し、アリシアを素晴らしい女性だと思うのなら、アリシアにきちんと伝えるべきだと話します。アリシアは選挙後のことを考え、新しい家の下見をしています。
ピーターの開票がいよいよ始まりました。アリシアはザックとグレースとともに選挙事務所を訪れます。民主党委員会のフランクは、次は上院選だとイーライに意気込みます。当選がほぼ確実だというとき、検事局のアンドリューがアリシアの元を訪れます。
アンドリューはアリシアに、検事局時代にピーターが同僚と寝ていたと相手の女性は、存在しないリーラという人物だったと話します。アリシアはブレイクがカリンダのことをリーラと呼んでいたことを思い出し、泣きながら、その場を去ります。
『グッド・ワイフ』シーズン2・第20話『原告は独裁者』の感想
カリンダがウィルに助言
カリンダは、アリシアのインタビューを見て、アリシアは素晴らしい女性だと話すウィルに対し、アリシアのことを想っているなら、本人に伝えるべきだと話しました。以前から応援はしていたカリンダですが、今回の発言の真意が気になるところです。
なぜなら、ピーターと関係を持っていたというまさかの事実が判明した後ですから、カリンダがウィルとアリシアの関係を応援するのには、何か別の理由があるのではないかとも考えられるからです。カリンダがピーターに想いを抱いているなどです。
ナタリーの活躍
今回はナタリーの活躍ぶりが凄まじかったですね。イーライの手配によりアリシアの事務所で臨時で働くことになり、語学の能力を活かして書類の不備や通訳で事務所に貢献しました。今回の活躍を受けて、通訳としてワシントンへ行くことになりました。
ナタリーはイーライに、他の時に会いたかったと言い残します。ナタリーには恋人がいてイーライの恋は叶いませんでしたが、ナタリーの登場により改めてイーライの人間味を感じられたようにも思います。
アリシアとイーライの信頼関係
アリシアとイーライの信頼関係は、どんどん深まっているように感じます。アリシアがダイアンに休暇を取るように告げられた時は、イーライを疑ったアリシアですが、それはフランクによる圧力でした。アリシアもイーライに協力する姿勢を見せます。
インタビューの練習のとき、アリシアが涙ながらに気持ちを語るシーンは、イーライも涙を浮かべており、グッと来てしまいました。冷静沈着に見えるイーライの人間味がどんどん滲み出てきており、アリシアとの信頼関係も強くしているのだと思います。
『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて
『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。
したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。
ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。
『グッド・ワイフ』の作品情報
上映日 | 2009年9月22日 |
上映時間 | 約43分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
ジャンル | 海外ドラマ |
監督 | チャールズ・マクドゥガル |
脚本 | ミッチェル・キング、ロバート・キングなど |
キャスト | ジュリアナ・マルグリーズ、クリス・ノースなど |
映画賞 | ゴールデン・グローブ賞、エミー賞 |
登場人物紹介
アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)
ロックハート・ガードナー事務所の弁護士で、母として家庭を支えています。夫ピーターを信じると決めたものの、ウィルへの想いを抑えられずにいます。
アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。
本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。
ピーター・フロリック(クリス・ノース)
アリシアの夫。スキャンダル事件や逮捕など、アリシアに迷惑をかけていたことを反省しています。仕事に対しても前向きな姿勢を見せています。
ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。
人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。
ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)
アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアの苦労を気にかけつつ、想いを抱いています。
ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。
1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。
ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)
ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。同じ事務所のウィルとはビジネスパートナーですが、経営方針をめぐって意見が対立することも。
ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。
ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。
ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)
ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアとポジションを争っていましたが、弁護士を退職することに。その優秀さを買われて検事局に転職することになりました。
ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。
カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)
ロックハート・ガードナー事務所の優秀な調査スタッフ。アリシアとは良き仕事仲間で、夫ピーターのスキャンダルに苦労するアリシアを陰ながら支えます。
カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。
第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。
『グッド・ワイフ』の視聴方法
『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。
グッド・ワイフ | 無料期間 | 月額料金(税込) | |
---|---|---|---|
U-NEXT | × 視聴不可 | 31日間 | 2,189円 |
Hulu オススメ! | ◎ 配信中 | 2週間 | 1,026円 |
Amazon プライム | × 視聴不可 | 30日間 | 500円 |
Netflix | × 視聴不可 | 31日間 | 990円~ |
dTV | × 視聴不可 | 31日間 | 550円 |
2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。
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『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧
『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。
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