海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン2・第7話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第7話『バッド・ガールズ』のあらすじ

事務所では、デリックの管理のもと、同僚の間での相互評価が行われています。アリシアの評価は、勤勉だが多少よそよそしいとのこと。デリックによると、この相互評価により今後の給料や昇進が決まるとのこと。するとそこへ、デビッドがやってきます。

デビッドとアリシアはバーチフィールド夫妻のもとへ。彼らの離婚調停を担当しようとしていたところ、彼らの娘であり有名人のスローンの飲酒運転に関する訴訟を引き受けることに。セリッサ･モーガンはスローンに故意に車をぶつけられたと話します。

ピーターは民主党委員会のフランクに呼び出され、ピーターに選挙を降りればしかるべきポストを譲ると話します。ウェンディを当選させたくないのに加え、チャイルズが優勢であると考えていたのです。ボンドのリーは、ピーターの件でアリシアを紹介しました。

今回担当するのはクエスタ判事です。被告人の血中アルコール濃度は法定限度の2倍で、45日の収監が提案されました。アリシアはスローンの過食症に触れ、アルコールの処理に時間がかかったと主張。するとケイリーが来て、スローンを殺人未遂で逮捕しました。

被害者はろっ骨を4本折っており、スローンには懲役6年が課されるとのこと。事件の夜のスローンの喧嘩の相手は、グレッグ・モーガンの娘、ヤリッサ・モーガンだったとのことです。

ヤリッサが中にいる車に、スローンの車が3回ぶつかって、8キロ先で消火栓に激突したとのことです。しかし、別人である可能性があるとして、スローンは釈放されることになりました。

ピーターが委員長のポジションを譲ってもらった場合の年収は40万ドルで、アリシアは働かなくても良くなります。しかし、ピーターはそうはなりたくないと話します。アリシアもまた、話を断ることに賛成しました。

スローンの妹のミラは、事件当日クラブに行っており、母親に泥酔したスローンを迎えに行くように言われたといいます。ヤリッサはコカインをやるためにトイレに行ったそうです。スローンは、ミラに証言させることを嫌がります。

デビッドはデリックをあまりよく思っておらず、相互評価の仕組みにも批判的です。事務所が分裂危機にある中、家族法部門の代表であり、稼ぎの多いデビッドの機嫌は損ねられないとのことですが、ダイアンは相互評価を支持します。

ヤリッサは車で寝ていたらスローンの車がぶつかってきたと話しますが、店の常連の話によると彼女は彼氏と喧嘩をしていたことがわかりました。ヤリッサは事故は起こしたことはないと話しますが、フロントフェンダーとドアにへこみがありました。

イーライは教会へ出向き、ピーターへの支持を表明してほしいと話します。その後ウェンディは、イーライのもとを訪れ、ピーターを捨て、自分を支援するよう依頼します。デビッドはデリックのもとを訪れ、相互評価を続けるなら辞めてもらうと話します。

かつてスローンのバックシンガーをしていた、コリー・ラッツが証言をしにきました。彼女は殺す気で車をぶつけたと話しますが、アリシアはコリーに虚言癖があることに触れます。

ウェンディはピーターが通っていた教会へ出向き、自分を支持するように言います。その後、イーライの元にイザヤ牧師から電話がありました。彼はピーターを支持するとのことです。

スローンはTwitterに法廷の様子を小馬鹿にしたツイートをこせ、判事の怒りを買うことに。保釈は取り消されてしまいました。スローンは妹のミラのことを心配しています。

事件の夜には、スローンと同じ車が3台ありました。2台は無傷で、1台は不明だとのこと。そのうち1台を運転していたのが、大学を中退した23歳のイラン人、二カードです。カリンダは、彼は容疑者向きではないかと提案します。

スローンは判定を恐れています。ミラは例のイラン人の男性がヤリッサのケンカの相手だと証言します。そして、ヤリッサが車に乗り込むのを見たといい、ケンカの相手も車にいたと話します。姉を探し始めたら、衝突する音がしたとのこと。

ミラとスローンは互いにかばい合っている様子です。ミラが「車が壁をこすり火花が散った」と証言したことから、クラブにいたミラが酔った姉の代わりに車を運転し、ヤリッサの車にぶつけたことがわかります。

さらに、スローンのアザの跡から、彼女が助手席にいたことも判明。事件の時間には、ミラは二度、母親に電話をかけていました。逃げるように言われたとのことです。

フランクの話に対し、ピーターはふざけるなと言う返事をして、その場を去りました。事務所では、デビッドとダイアンが何やら話し込んでいます。デリックは警戒心を隠せません。

一方、イーライはウェンディの依頼にノーと告げます。一番信用できないのは人を裏切る人間だというイーライは、ピーターを裏切れないと話します。そして、イザヤ牧師から支持を得たことをウェンディに伝えます。

ミラは頭にきていたヤリッサに車をぶつけ、母親と相談してスローンに罪を着せることを決めたのでした。そのことがバレたミラは、偽証罪をしていたこともあり、2年以下の懲役だとのことです。スローンは無実ですが、ミラのことを心配している様子です。

デリックはワシントンに行き、巨大な法律組織を作る準備をするとのこと。イザヤ牧師の父親は、教会の役員はピーターに賛成していないと話し、ウェンディを支持するべきだといいます。しかしイザヤ牧師は、ウェンディは信仰よりも政治優先だがピーターは違うと話します。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第2話の感想

大人になった、グレース

今回はグレースが出演するシーンが多くみられましたね。なんだか大人っぽくなったと感じました。スローンはグレースを大人っぽいと話していましたが、ピーターの件でも苦労していましたし、大人びてしまうのも仕方がないかもしれません。

しかし、やっぱりグレースはピーターのことを大好きなことには変わりがありません。スローンの追っかけのように映っていますがグレースも立派な有名人の娘。やっぱりどこかオーラがありますよね。

ピーターの名前をわざわざ検索して、スキャンダルの件をもじった映像を見て笑っている様子を見ると、グレースの中ではピーターの件はだんたんと吹っ切れつつあるのかもしれません。

そして、グレースはアリシアの職場を訪れます。有名人のスローンを見たくて行ったというのもありますが、アリシアの仕事っぷりを見て、ますます母親を尊敬することになります。一緒にいた友達にも、あなたのママ、最高、と言われていましたね。

将来は、弁護士になりたい。今から何を勉強すればいい？とアリシアにたずねるグレース。アリシアは、弁護士は大変な職業だと話していましたが、そんな風に娘に言われたら、母親として嬉しい限りですよね。

ウェンディが本性をむき出しに！？

ウェンディがイーライのもとを訪れたのには驚きました。潔白すぎてこわいくらいの人だと思っていたのに、イーライにピーターを裏切り自分の側につくよう依頼するだなんて、なかなかです。

わざわざピーターが通っていた教会へ出向き、自分を支持するように言う場面もあって、あざとさが露骨に出てきましたね。その後でイーライの元へイザヤ牧師から連絡があり、ピーターを支持するとわかった時は気持ちがスカッとしました。

イーライもやはりピーターのことを自分のことのように喜んでいましたね。ウェンディはしたたかにもイザヤ牧師の父親を利用してイザヤ牧師を止めようとしています。ピーターは無事支持を受け続けることができるのでしょうか。

ピーターは女性にだらしないイメージはついていたものの、チャイルズやウェンディを見ていると、至極真っ当な人物に見えてきますね。お金にも権力にも揺れることなく、引き続き選挙で戦う姿勢を見せました。

アリシアとの関係も良好ですし、妻の応援も得られている中、今後の展開に注目です。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

ロックハート・ガードナー事務所の弁護士で、母として家庭を支えています。夫ピーターを信じると決めたものの、ウィルへの想いを抑えられずにいます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。スキャンダル事件や逮捕など、アリシアに迷惑をかけていたことを反省しています。仕事に対しても前向きな姿勢を見せています。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアの苦労を気にかけつつ、想いを抱いています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。同じ事務所のウィルとはビジネスパートナーですが、経営方針をめぐって意見が対立することも。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアとポジションを争っていましたが、弁護士を退職することに。その優秀さを買われて検事局に転職することになりました。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な調査スタッフ。アリシアとは良き仕事仲間で、夫ピーターのスキャンダルに苦労するアリシアを陰ながら支えます。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。