海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン2・第8話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第8話『盗聴』のあらすじ

政治家への献金を集めていたロイス・クロンビーは、大陪審が開かれると知り自ら命を絶ちました。したがって、起訴の対象となるのはマシュー・ウェード1人となります。マシューは元バスケットボール選手で、現在はブラックムスリムの市議会議員です。

テロに関与しているとの容疑をかけられているマシューは、過激派から賄賂を受けていた場合、懲役30年以上が課される可能性があるとのこと。盗聴記録が武器になると話すダイアンに対し、ウィルは陪審裁判では勝てないと考え、事前審問で片付けるよう提案します。

ウィルはマシューの友人であるため、今回の件からは外されました。ダイアンは、テロ容疑を排除し、懲役30年を6ヶ月程度に下げさせる計画だと話します。カリンダは、ブレイクとともにフィクサーのクロンビーの金の流れを調査することになりました。

アリシアはFBIに出向き、傍受内容の会話を調査します。テープを確認していると、イーライの電話に盗聴器が仕掛けられていたことがわかりました。アリシアがダイアンにそのことを伝えると、秘密保持契約があるため黙っているように言われます。

ランドール・ブースが襲撃された件に関して、カリンダはブレイクの仕業だと考えていますが、ブレイクは、オフィスで証拠を探していたところドアを閉め忘れ、そこに何者かが侵入して先生を攻撃したと話します。

ケイリーはブースの件に関し、事件現場でカリンダの指紋が見つかったことを伝えます。しかし捜査担当者に、カリンダがやったとは考えにくいと話したとのこと。カリンダはケイリーに感謝し、指紋が見つかった理由を調査することにしました。

テープの中でイーライは、アリシアは頭が良いと話します。それを聞いているアリシアは嬉しそうです。イーライの元にマーティンから電話が。チャイルズの息子をネタにした動画が広まったと激怒しています。マーティンはザックとグレースの仕業だと踏んでいます。

イスラム過激派の発言に関しては冗談交じりであったと話すアリシア。イーライから電話がくると、アリシアはフレンドリーに接します。とあるサイトの件でチャイルズのスタッフから電話があったと伝えるイーライですが、アリシアは会って話そうと提案します。

ダイアンはウェードはテロに関与していないとし、公訴棄却を求めます。相手側の弁護士は、イスラム過激派から金を受け取ったと言う会話があったことに触れますが、ダイアンは冗談だと話します。裁判長も仲間をイスラム過激派とは呼ばないだろうと話します。

相手側の弁護士は、ウェード議員が過激派から5万ドルを受け取り、市議会の決定に反しモスクの建設を主張したといいます。ウェードはクロンビーから5万ドルを受け取った翌日、モスク建設反対の意見を翻したとのことです。

カリンダの調査により、フィクサーのクロンビーに5万ドルの献金があった頃、自宅から16キロも先にあるガソリンスタンドに週6回も行っていたことがわかります。イスラム教の研究者に会いに行っていた疑いがあるとして、カリンダは調査に繰り出します。

イーライは事務所を訪れ、アリシアに例のチャイルズの息子の動画の件の話をします。さらに、支持を表明していたイザヤ牧師が教会を追われたと話します。その後、ザックはチャイルズの息子と取っ組み合いのけんかになりました。

カリンダはルモンド・ビショップの店を訪れます。ビショップはカリンダの車に近づいて来ました。カリンダがウェード議員に献金した人がイスラム過激派ではないことを証明したいと話すと、ビショップは自身が過激派ではないことを主張します。

5万ドルの金を受け取った翌日に意見を翻し、モスク建設を主張したために怪しまれていると話し、さらに寄付は匿名でする主義だと話します。そして、カリンダにビジネスを嗅ぎ回るなというと忠告します。

カリンダは、黒人とやりとりをしている車を見つけ、どれにも同じような落書きがあることに気づきます。カリンダはビショップの縄張りとコーバルの縄張りを把握します。そして、献金したのはイスラム過激派ではなく、敵の根域を潰したかったビショップだと話します。

ウィルがウェードに問い詰めると、ウェードはビショップが実業家だと主張し、人種差別的な発言をしているとしてウィルを責めます。ウィルはテロと麻薬は国の脅威だとし、ウェードの罪は重いため司法取引を勧めます。しかし、ウェードはめげようとしません。

ダイアンはホワイトハウスのルース・ヤマグチという人物を召還すると話しました。裁判長も同感し、召喚を命じます。バッシーは5分間の休廷を求めました。そして、政府はなんとヤマグチ氏の起訴におびえ、起訴を取り下げたとのことです。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第8話『盗聴』の感想

タミーとウィルの関係は？

タミーはウィルのバスケを見にきたり、親しげな様子です。学生時代の頃から卒業したのかと言われていましたが、タミーのことは古い友人だと話します。私に惚れたら終わりよと言いながら、ウィルのオフィスにしょっちゅう会いにきています。

アリシアは、テープを聞いている時に、ウィルの思いを知りかけます。「会話が個人的内容に及んだため法律に従い30秒間中断しました」というアナウンスが流れて中断されましたが、例のボイスメールの件の真相が語られています。

アリシアはウィルのもとへ行き、ウィルに質問しようとしますが、そこへタミーか出てきます。留守電じゃなく会って気持ちをぶつけるべきだという友人に対し、アリシアが部下じゃなく独身だったら違ってたと話すウィル。二人の恋の行方は？

ブレイクとカリンダの争いはつづく？

アリシアも、ブレイクとカリンダは犬猿の仲だと話します。しかし、今回はブレイクがカリンダに休戦しようと話す場面がありました。お互いに第一印象が悪かっただけだと話しますが、カリンダは覚悟しても強気です。

カリンダの度胸は凄まじいですね。マフィアのボスであるビショップのもとを訪れる時には、車の中で銃を準備するほど。命がけです。マフィアに私のビジネスを嗅ぎ回るななんて言われたら、こわすぎます。

事務所の分裂危機

ダイアンはイーライに、デビッドと独立するつもりだと話します。ウィルとの関係は良好かと思いきや、またもや対立している模様。イーライに今後も契約をしてくれるように頼みますが、イーライは状況次第だと話します。

ダイアンはウィルとデリックは私を追い出す気だと話します。そしてアリシアは、ウィルにつくだろうと話します。しかしダイアンはアリシアをほしい人材だと言っています。事務所の分裂危機のゆくえはどうなるのか、こちらも注目です。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

ロックハート・ガードナー事務所の弁護士で、母として家庭を支えています。夫ピーターを信じると決めたものの、ウィルへの想いを抑えられずにいます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。スキャンダル事件や逮捕など、アリシアに迷惑をかけていたことを反省しています。仕事に対しても前向きな姿勢を見せています。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアの苦労を気にかけつつ、想いを抱いています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。同じ事務所のウィルとはビジネスパートナーですが、経営方針をめぐって意見が対立することも。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアとポジションを争っていましたが、弁護士を退職することに。その優秀さを買われて検事局に転職することになりました。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な調査スタッフ。アリシアとは良き仕事仲間で、夫ピーターのスキャンダルに苦労するアリシアを陰ながら支えます。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。