海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン2・第13話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第13話『償いの値段』のあらすじ

今回のケースは、JNL農薬の被害者たちによる集団訴訟です。会社がクロルデンの処分を怠り、地下水付近に埋められた農薬による被害は102軒にも及びます。子供が産めなくなった被害者の女性はあの会社を訴えるためならなんでもすると話します。

ウィルは、被害者たちは賠償金に飛びつくと言いますが、アリシアはみんな慎重だと言います。土壌の検査結果が出て、賠償金は5500万ドルとなる見込みです。多くの人の人生を変えるであろう今回の訴訟では、多くの署名を集める必要があります。

ウィルとダイアンが組んでいると知り、デビッドはボンドを追放するなら乗ると話します。追放するにはパートナー弁護士過半数の票が必要です。デリックに票を集める余裕を与えずジュリアスを引き込み、さらに今回の集団訴訟がエサになると考えます。

被害者のジュリーに裁判所に提出する同意書の記入を求めると、彼女は友達から他の弁護士の話も聞くべきだと言われたと話します。アリシアが彼女に同行すると、そこにはかつて弁護を闘わせたケニングの姿が。今は個人でやっているとのことです。

ケニングが運転手付きの車に乗っていたことをアリシアが指摘すると、ケニングは障害があり自分では運転できないためだと話します。アリシアは、元大手製薬会社の弁護士のケニングが賠償金を値切り、JNLの損失を減らそうとしていると考えます。

判事はJNL農薬に対する集団認定の申請が重複していると話します。ケニングはまたもや障害の説明をし、判事の同情を買おうとします。しかし、ウィルはケニングが最近までMRG製薬の社内弁護士で今回と同じような集団訴訟をつぶしてきたと話します。

しかしケニングは、自身の過ちに気づき半年前に辞め、株式購入の権利も手放し独立したと話します。判事は、負けた方が勝った方に加わることと代理人に関しては負けた方を解任することを伝えました。住民からより多くの委任状を集めた方が勝ちです。

破産したピーターたちは、ウェンディの世論調査の担当を降りたマットを雇おうとします。彼はウェンディよりもピーターの方が若年層に強いと話します。若者を投票に呼ぶため、マットは医療用の大麻を扱う31条の改正を訴えることを提案します。

ケニングの癒着を懸念し、カリンダは会社との接点を探ります。パートナー会議には、双子の父親フィリップが出席。デリックは新顧客を発表。超党派の新しいスーパーパック、1億2000万ドルの企業投資を見込めるアメリカンズ・フォー・グロースです。

ケニングは高級住宅街に家を借り、カリンダは連帯保証人も調べるとのことです。ケニングは妻が流産したその日に退職したことがあり、それが流産した女性を擁護する理由だと話します。カリンダは、27エクイティがケニングの出資元だと突き止めます。

ピーターは第31条の改正を訴え、医療用大麻を合法化する改正案を支持すると話します。マットは、初めての話題だから受けるだろうと話します。一方、ピーターの支持者の一人であるニールという男性の広めた動画がダサくて困っているといいます。

ケニングが署名を取り、焦りを隠せないアリシアですが、ジュリーはアリシアに依頼します。ジュリーは、ケニングがアリシアの事務所が経営権争いで揉めていると話す映像をアリシアに見せます。カリンダはスパイの仕業ではないかと話します。

ケニングが事務所の内情を知っていた件に関して、アリシアはロザンナの仕業かもしれないといいます。ケニングへの出資元は27エクイティであるためJNLとケニングが無関係であることがわかりましたが、ケニングはJNL本社を訪ねていました。

ケニングは200万ドルで落ち着きそうだと話しますが、ウィルはその20倍は価値があると話します。ダイアンは、ケニングは結託していると話します。そこで裁判長は、ケニングとウィル、ダイアン側の双方をパートナーとすると話します。

例の情報漏れは、アリシアのラップトップに仕組まれた監視ソフトによるものでした。キーの入力情報が無線で送られており、ウィルはアリシアとダイアンにメールのやり取りをさせてケニングに気づかせようとします。グルならJNLは慌てると考えます。

デリックは、ダイアンが左寄りで冷静な判断に欠けているとし、訴訟から手を引くように話します。デリックは、アリシアとダイアンのメールのやり取りの内容を知っていました。ボンドはアリシアがウィルと親しいため、探りを入れていたのです。

イーライはニールの元を訪れます。イーライは彼に連絡係をして欲しいと頼みつつ、報酬は出せないが出来上がった動画はイーライにすべて送るように話します。ニールは、学校でいじめについてピーターが話したことにより学校の雰囲気が変わっといいます。

ピーターは刑務所で出会った人物と対面することに。法律相談でピーターに助けられたと話す彼は、若者の票が欲しいというピーターの対談の依頼を受けます。さらに、ヤング・ボクサーのチャリティーライブも決まり、若年層の支持率アップに期待です。

弁護人側の証人ホバートは、27エクイティでクレームアナリストをしています。彼は、ケニングから借金の担保に関する審査書類が届いたと話します。ケニングは訴訟費用の400万ドルの融資を受けており、書類を送ったのはケニング自身だとのことです。

ウィルが、自ら原則を破って提出拒否するのは無理があると話すと、判事もまた秘匿特権に例外はないと話します。アリシアは和解交渉が楽になったと話します。ケニングは、賠償金は必要だが払い過ぎも多いため、賠償金を下げようとしていたといいます。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第13話『償いの値段』の感想

ピーターの勢いが優勢に？

PACとも縁を切り破産したピーター陣ですが、風向きが変わりつつあります。マットの登場もあり、より若年層からの支持は強固なものになりそうです。刑務所で出会ったアーティストとの対談やヤング・ボクサーのチャリティーライブも決まりました。

ウェンディはイーライやチャイルズに取り入ろうとするなどあらゆる手を使ってピーターを陥れようとしますが、今ひとつ効果が見られないようです。服役経験もあるピーターと、良妻賢母のウェンディとでは、支持層にも違いが生まれそうです。

寝室も一緒になったピーターとアリシア。ピーターは僕はイケてるって、とアリシアに対談の件やチャリティーライブが決まったことを報告します。アリシアはお腹を抱えて笑っていましたね。アリシアの応援は去ることながら、今後の展開に注目です。

ウィルとタミーが急接近？

夢中にさせて振るつもりだったのに、と言いながら、ウィルの事務所で食事を用意して待つタミー。アリシアと対面し、こういうのは本当に嫌だと話します。アリシアはそんなタミーに対し、友達のままがいいこともある、私はそう思ったと話します。

この発言を聞いて、アリシアとウィルはもうずっと友達なの？とちょっとさみしくなってしまいましたが、今後の展開が気になるところです。タミーはウィルに、サッカー選手と食事に行くなんて言っていましたが、やっぱりウソだとウィルに言います。

距離を置きたいと言ったかと思えば、もっと優しくしてよね、と素直にウィルに言うタミーは可愛いなと思ってしまいました。ウィルも素直に甘えるタミーにまんざらでもない様子です。アリシアとは全然タイプの違うタミーとの今後に注目です。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

ロックハート・ガードナー事務所の弁護士で、母として家庭を支えています。夫ピーターを信じると決めたものの、ウィルへの想いを抑えられずにいます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。スキャンダル事件や逮捕など、アリシアに迷惑をかけていたことを反省しています。仕事に対しても前向きな姿勢を見せています。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアの苦労を気にかけつつ、想いを抱いています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。同じ事務所のウィルとはビジネスパートナーですが、経営方針をめぐって意見が対立することも。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアとポジションを争っていましたが、弁護士を退職することに。その優秀さを買われて検事局に転職することになりました。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な調査スタッフ。アリシアとは良き仕事仲間で、夫ピーターのスキャンダルに苦労するアリシアを陰ながら支えます。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。