海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン2・第10話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第10話『引き裂かれる愛』のあらすじ

アリシアのオフィスにダイアンから電話がかかってきました。電話に出たのは弟のオーウェンです。するとそこへウィルがやってきて、アリシアは弁護士として有能だと話します。そこへアリシアがやってきました。オーウェンは、恋人のケビンと別れたそう。

事務所の顧客であるマーフィの息子ジョナサンが、昨夜薬物所持で大学内警察に捕まりました。初犯であるため悪くても保護観察だとのことです。半年前から交際しているアレクシスが寝不足であったため、試験のために彼女に薬を勧めたとのこと。

2人には有罪判決なしの処分が予想されていましたが、昨夜売人が薬局に押し入って薬剤師を殺したという事件があったとのこと。ジョナサンとアレクシスは、事件当時の夜11ごろには図書館にいたと話しますが、それは嘘であったことがわかります。

なんと対ギャング保護プログラムの話は、口を割らせるための作り話だったのです。2人は、薬剤師の殺害容疑で逮捕されました。ケイリーは、尋問はするが、起訴はまだだと話します。アレクシスの薬瓶のバーコードは、薬局のものと一致しました。

ウィルはジョナサンは関係ないと話しますが、部屋を捜索したら同じものがあったとケイリーは主張します。ダイアンは捜査令状を取ったかケイリーに確認すると、大学内警察だから令状はいらないと答えました。ビショップの手下はみな故人だとのことです。

ケイリー曰く、引き金を引いたのは1人だとのことです。2人を起訴することもできるが、司法取引もありだとのこと。先に相手を売ったものが強盗罪となります。強盗殺人は懲役25年です。ウィルはケイリーが被害妄想を煽り裏切らせようとすると考えます。

オーウェンは、ジャッキーに自分が生まれつきゲイであると話しました。ジャッキーは、ゲイであることを恥じるべきではないと話します。そして、グレースがレズかもしれないということをオーウェンに打ち明けます。女の子と手を繋いでいたそうです。

ジョナサンとアレクシスは、お互いにかばい合っている様子です。図書館へ人の出入りはすべて記録に残りますが、2人が入館したという記録はありませんでした。アリバイは崩れ、ウィルはアレクシスの母に国選弁護士もつけられると話します。

ケイリーはアレクシスの母親に、条件を飲めば懲役25年が3ヶ月ぐらいになると話します。一方、弁護費を払う側の人間つまりジョナサンが条件を飲めば、アレクシスは懲役25年となるといいます。ケイリーは、両方の弁護は難しいと話します。

ジャッキーはオーウェンのお土産を頭につけてアリシアをお出迎えです。アリシアはオーウェンに、ケビンにウソでも謝るように伝えます。オーウェンは、謝りたくないと話し、アリシアのように自分を殺せないと言い、アリシアをからかいます。

タミーは、 ロドニーから電話があり、ロックハート・ガードナー事務所が分裂中で、ダイアンがクーデターを計画中だと聞いたとのこと。ウィルは、複雑な表情を浮かべます。ダイアンは新しい事務所を作る予定で、アリシアに来て欲しいと頼みます。

そして、無料で受ける弁護士もあると紹介し、ガードナー事務所は外されることになりました。ケイリーは、2人は殺人をしたと考えています。ケイリーの調査により、ジョナサンの車に殺害された薬剤師のものと思われる血痕が見つかったと話します。

ケイリーは、チャイルズはキース・マーフィーから多額の献金を受けたと話します。ジョナサンとアレクシスは、お互いに裏切ることはないと話しています。 そこへ、ジョナサンの父親がやってきました。カリンダは、凶器の銃を探しています。

ジョナサンの話によると、アレクシスの友人であるジェニー・サレルノからトラブルがあったと電話があり、車に乗せたとのことです。彼女の服や靴に血がついており、銃を持っていたと話します。処分を手伝う際に、銃には触れたと話します。

ブレイクはサレルノの家を調査します。今のところ証拠はゼロです。ウィルとアリシアは銃を見つけましたが、拾えば違法であるため、向こうの岩場に銃があったと道端の男性に声をかけました。サレルノは事件当時の11時ごろにはATMの前にいたといいます。

サレルノは、2人が薬局に押し入ると薬剤師がジョナサンに銃を向けたため、アレクシスが止め損ねて引き金を引いたと話します。殺したのはアレクシスでした。ウィルは、ジョナサンに条件を飲ませようといい、愛だけが彼女をかばう理由だといいます。

検察は、ジョナサンが証言をすれば4ヶ月でいいと話しています。その頃、凶器の銃が見つかりました。大学生が銃を見つけて通報したのです。ケイリーは、指紋は2時間で割り出せると話します。弁護士は、検察は取引に応じさせようとしていると言います。

浮気相手だと疑われていたニール・オシオラは産婦人科医で、アレクシスが妊娠したため電話をかけてきていたのでした。ジョナサンの父親は、殺したのはアレクシスなのだからとジョナサンに証言を頼みますが、彼は自白をすると話します。

ジョナサンは、お腹に赤ちゃんがいるアレクシスを刑務所には送れないと、撃ったのは自分だと話しました。アレクシスは取り乱しますが、ジョナサンは、君は僕を守ったから今度は僕が守ると話しました。

ダイアンは、新しい事務所を立ち上げることと、アリシアを誘ったことを ウィルに話します。ダイアンは、ウィルとボンドが結託してダイアンの居場所がなくなると感じたのでした。ウィルは君を裏切ろうとしたことはない、被害妄想だと激怒します。

オーウェンは、僕は愛とは無縁だと話します。オーウェンは謝ったものの、ケビンとは修復できなかったようです。そして、アリシアは情熱が消えても愛を保っていると話します。アリシアは、時には気持ちにもかじ取りが必要なのだと話します。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第10話『引き裂かれる愛』の感想

まとめ

今回は、事務所の顧客の息子さんのケースでした。大学内警察に薬物所持で逮捕され、はじめは有罪判決のない、期限付きの保護観察で済むと見られていました。しかし、薬局で殺人事件があったことがわかり、大がかりなケースとなりました。

愛し合う2人の若者が人生をかけてお互いをかばい合う様子は、見ていられなかったです。どちらからが懲役25年になるかもしれない、という究極の状況に立たされているのですから。ジョナサンの父親の気持ちも考えると、なんとも言えない気持ちになります。

オーウェンとジャッキーが意気投合

オーウェンは、ジャッキーに自分がゲイであることを打ち明けました。そのことにより、お互い意気投合することにつながったようですね。ジャッキーがオーウェンのお土産のウィッグをつけてアリシアをお迎えしたシーンは思わず笑ってしまいました。

オーウェンは以前からアリシアとピーターの結婚生活について疑問を抱いているようで、ピーターに対してもあまり好意的ではなさそうでした。しかし、この頃、アリシアは少しずつピーターに対する信頼を取り戻しているようにも見えます。

このタイミングでオーウェンとジャッキーが意気投合したことも、アリシアとピーターの関係性の変化と関係があるようにも思えます。アリシアがピーターのことを見る目が以前より優しくなったように思えますし、ピーターは家族を第一に考えていますね。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

ロックハート・ガードナー事務所の弁護士で、母として家庭を支えています。夫ピーターを信じると決めたものの、ウィルへの想いを抑えられずにいます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。スキャンダル事件や逮捕など、アリシアに迷惑をかけていたことを反省しています。仕事に対しても前向きな姿勢を見せています。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアの苦労を気にかけつつ、想いを抱いています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。同じ事務所のウィルとはビジネスパートナーですが、経営方針をめぐって意見が対立することも。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアとポジションを争っていましたが、弁護士を退職することに。その優秀さを買われて検事局に転職することになりました。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な調査スタッフ。アリシアとは良き仕事仲間で、夫ピーターのスキャンダルに苦労するアリシアを陰ながら支えます。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。