海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン2・第5話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第5話『聖人の素顔』のあらすじ

ピーターたちの予想とは裏腹に、第3の候補となったウェンディ・スコット・カー。イーライは焦りを隠せません。彼女が立候補したきっかけは、噴水を娘たちに見せようとしたら、議員とコネのある業者がメンテナンスを独占しており、予算がなかったということだったそうです。

彼女の素性は民事訴訟のスタッフですが、祖父が公民権運動をしていたそうです。彼女は癒着を退けたいと話します。パーティーの席でウィルの隣に座っている女性は、ウィルは昔、姉の恋人だったという話をします。大学に入るとウィルには好きな人ができ、姉はウィルに泣かされたとか。

パーティーに参加していたアリシアのもとに、コートニーが訪ねてきました。ララ･ホワイトという女性が、アリシアに弁護を頼みたいとのことです。公認ボディーセラピストとして派遣されたホテルでの部屋でマッサージをしていたところ、相手の有名人から性的暴行を受けたそうです。

ララが異様に冷静だったこともあり、彼女ははじめ嘘を疑われますが、相手の有名人はノーベル平和賞受賞者であり、コンゴで女性救助活動に尽力した民主党の大物議員、ジョー・ケントだったことがわかりました。もしララの話が本当なら、事務所にとっては大きな利益となります。

ウィルはカリンダに連絡をし、示談の決め手を探るよう伝えます。ダイアンは、今回の件をカリンダに任されたことに不満げなブレイクを呼び出し、ララ・ホワイトに関しウソや借金がないかなどを調べるよう話しました。11時までに決めなければならないのです。

ララはその時の様子を事細かに話します。マッサージの範囲外の部位に不適切な接触の要請をされ、規定の料金以上を払うと言われたといいます。彼の妻から電話が来て、ララは荷物を持って外へ出たと話しますが、ダイアンは5時間前の話にしては落ち着いていると指摘しました。

ダイアンはコンゴで2年も女性の現状を見てきたケントがそのような行為をしたという話を信じきれない様子です。ララの話の矛盾点に触れ、金目当てか嫌がらせの可能性もあると話します。ウィルはダイアンに対し、都合のいい解釈だとたしなめます。

ブレイクの調査よると、ララは訴え出た日にケントのウェブサイトをチェックしていたことがわかりました。アリシアが証拠がなければ訴訟は難しいと話すと、ララは彼が使ったタオルを持ち出します。ダイアンは、あくまでもケントを信じたい様子です。

マスコミが騒ぐことから、ウィルは裁判なしの和解をすすめます。ダイアンはなんとかしてブレイクに情報を引き出してもらおうとします。するとララのルームメイトが同じくセラピストであり、ホテル従業員によると、ララたちは特殊サービスをしていたことがわかります。

ウェンディはピーターと対面し、戦えて光栄だと話します。彼女は自分の立場はわきまえていると話し、ピーターへの敵意もないと話します。イーライの支援の話は断ったようで、ピーターは裏工作よりも嫌いなのは、裏小作の失敗だ、とイーライに伝えます。

ケントの代理人であるウィルク・ホブソンは、ウィルに和解の話を持ちかけられると、答えはノーだと強気に出ます。しかしその後、ジョー・ケントがピーターを支持する代わりにアリシアに訴訟の取りやめをする、という交換条件を持ちかけました。

ピーターはウィルク・ホブソンと対面します。ケントがピーターを支持すればノーベル賞効果で絶大な力になります。しかしピーターは、妻は腕利きのいい弁護士だから、正しい対処をするとホブソンの提案をはねのけました。

割り増しだとルール違反を自己責任で、ライバル心からそう言ったという。客と取り次ごうとする。大手ホテルを干されると。ケイリーはララに、アリシアなら力になってくれると話したといいます。

ケイリーは、今回ララにアリシアの事務所を勧めたとのことです。依頼人は本当のことを言っているから、チャイルズが不起訴にしたのは間違いだと話すケイリー。カリンダに前歴調査をさせると、メレディス・ボーディネーという女性にもわいせつ行為をしていたことがわかりました。

ケントがピーターを支持すれば多くの女性が味方につき選挙が有利になると考え、喜びを隠せないイーライ。しかし、ピーターは、ケントがピーターを道連れにしようとしていると言います。イーライもまた、ケントの圧力に気が付きます。

ケントの過去のわいせつ行為は時効であるため訴訟はできないが、証言はしてもらえるかもしれないというカリンダ。ケントの妻はダイアン訴訟を見送るように話しますがダイアンは断り、電話を切ります。しかし、ララはマスコミに追い回されることを恐れ、意見を翻したのです。

『グッド・ワイフ』シーズン2・第5話『聖人の素顔』の感想

たった4時間の出来事でしたがものすごく長く感じられましたね。セクハラ系の訴訟はこうやって潰されてきたことも多いのでしょうか。アリシアを信頼して依頼してきたララですが、今後アリシアを頼ってくることはもうないのでしょうか。

善良すぎる第3の候補者ウェンディー

ピーター達の思いがけないライバルとして出現したウェンディーに対し、イーライは焦りを隠せません。なんとかしてウェンディーを候補から外させようとしますが、裏工作も失敗に終わり、ピーターに裏工作よりも嫌いなのは裏工作の失敗だ、と叱られる始末です。

ピーターやチャイルズの周りには癒着や裏切りに溢れていますが、ウェンディーは癒着を退けたいと話します。アフリカ系アメリカンであり女性である彼女は、民主党委員会を危ない火種だといいます。

冷静なピーター

ピーターはウィルク・ホブソンと対面します。ケントがピーターを支持すればノーベル賞効果で絶大な力になります。しかしピーターは、妻は腕利きのいい弁護士だから、正しい対処をするとホブソンの提案をはねのけました。

イーライが選挙に躍起になり判断に誤りかけても、ピーターは誘惑に負けません。ピーターは、ホブソンの提案にはウラがあると感じ、ケント議員はうちの妻にやっつけられるといい、と言い放ちます。

過去に裏切られた経験がることもあるのでしょうが、ピーターはあくまでも、うまい話には裏があると考える姿勢を崩しません。

ウィルの昔の恋人が登場？

パーティーの席でウィルの隣に座っている女性は、ウィルは昔、姉の恋人だったと話します。大学に入るとウィルには好きな人ができ、姉はウィルに泣かされたと話していましたね。それはアリシアのことなのでしょうか？

アリシアはウィルが気になる様子です。ウィルはダンスをするシーンで元恋人とキスをしてしまう場面も。お互いに遊びだとわりきっているようですが、この２人の関係がアリシアとウィルの関係に影響を及ぼすことはあるのでしょうか？

ケイリーの良心

事務所を辞めてからというもの、チャイルズの傘下に入っていたケイリーですが、チャイルズのやり方に怒りを見せる場面もありました。大物議員が相手だからといって不起訴にしたチャイルズを見たケイリーは、その良心から、ケントの前歴を明かしたのだと思われます。

事務所をクビになったばかりのころは、ケイリーがアリシアに復讐したがっている様子が垣間見えましたが、だんだんとケイリーの良心が垣間見えるシーンが増えてきました。アリシアたちと、また昔のような関係性で仕事をする日は来るのでしょうか。

英雄は諦めた、ダイアン

今回のケースは、ダイアンも尊敬していた民主党の議員ケントのわいせつ行為に関するものでした。ぎりぎりまでケントの無罪を信じ、手がかりを探していたダイアンですが、ケントの妻からの電話にはきっぱりと断る姿勢を見せました。

英雄は諦めた、というダイアンの言葉には重みを感じました。結局、ララはマスコミに追われることを恐れて事務所を去りましたが、民主党を支持したい気持ちと弁護士としての役割との間に揺れるダイアンの葛藤が垣間見えるシーンでした。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

ロックハート・ガードナー事務所の弁護士で、母として家庭を支えています。夫ピーターを信じると決めたものの、ウィルへの想いを抑えられずにいます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。スキャンダル事件や逮捕など、アリシアに迷惑をかけていたことを反省しています。仕事に対しても前向きな姿勢を見せています。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアの苦労を気にかけつつ、想いを抱いています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。同じ事務所のウィルとはビジネスパートナーですが、経営方針をめぐって意見が対立することも。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアとポジションを争っていましたが、弁護士を退職することに。その優秀さを買われて検事局に転職することになりました。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な調査スタッフ。アリシアとは良き仕事仲間で、夫ピーターのスキャンダルに苦労するアリシアを陰ながら支えます。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

『hulu』でグッドワイフを視聴する

huluでは『グッドワイフ』をシーズン1～7まで見放題で配信中。日本語吹き替え・字幕どちらも対応しています。

Huluは海外ドラマや日テレ系TV番組に強い動画配信サービス。huluでしか見られないオリジナル作品も豊富です。

魅力は月額1,026円とリーズナブルな料金で、お試しの無料期間も2週間。配信作品はすべて見放題というシンプルなサービスなので、初めての人にもおすすめです。

＼14日間無料！シーズン1～7まで配信中／

無料期間中に解約すれば0円で視聴できます♪

『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン2のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。