海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。
『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。
目次
『グッド・ワイフ』シーズン3・第9話『事実の重み』のあらすじ
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。
(※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)
女性軍曹のエルキンスが起訴される
無人攻撃機プレデターの誤発射によりアフガニスタンの民間人12人が死亡しました。近くに子どもがいたのに発射したとのことで、遠隔操作をしていた女性軍曹のエルキンスが殺人罪に問われています。薬の影響や女性差別問題も考慮した上で、陪審は有罪とします。
ヒックス大尉がロックハート・ガードナー事務所に助けを求め、ウィルとアリシアは軍事法廷に立ちます。今回の判事は、ウィルとウマの合わないクーン判事です。判事がアリシアに今回の結果を不当だと思うかたずねると、アリシアは、彼女は生贄だと訴えます。
クーン判事は、エルキンスは間違えを犯したといいます。さらに、アリシアの弁護の仕方に対し、犠牲になった子どもたちのことに触れなかったと指摘します。
イーライたちは乳製品組合のサポートへ
かつて食中毒事件で訴えられた乳製品組合がロックハート・ガードナー事務所に助けを求めます。児童向けの食のガイドラインが改定されてことで大幅な減収に陥ったとのこと。イーライはダイアン、カリンダとともにワシントンDCへ向かいます。
イーライたちは農務省にアメリカ国民へのチーズの必要性を認めさせようとします。元のガイドラインに戻すよう、農産物委員会に訴えます。しかし、農務省の補佐官から果物組合のロビイストに転身したステイシー・ホールの邪魔が入ります。
ダイアンは、アメリカ人が野菜を重視するようになったことにより、かつてのピラミッド型の食品ガイドから"My Plate"と呼ばれるガイドに変わったことが問題だと主張します。昔はチーズなどの乳製品がピラミッドの上から2番目に位置していたといいます。
今のアメリカ社会では脂肪分が多い乳製品は敬遠され、果物がチーズよりはましだとされるようになりました。かつてはチーズ組合を支持していたステイシーが果物組合のロビイストとなったことで、ステイシーはイーライの敵となりました。
イーライはコーンは穀物であり、野菜ではないと主張します。コーンを心臓に見立ててチーズが頭脳だと説明しますが、パン組合とコーン組合を味方につけられない上、ステイシーに乳製品組合を横取りされます。ショックを受けたイーライを、ダイアンが慰めます。
収賄で検事局に調査されるウィル
今回の件には健康問題だけではなく、それぞれの食品組合の利害関係が絡んでいたようです。ウィルは賭博と収賄の容疑をかけられ、ピーター率いる検事局に目をつけられます。特別検察官となった元州検事候補のウェンディ・スコット・カーを送り込んできます。
ウィルの収賄捜査が再開されます。ウェンディはウィルの件をきっかけにビショップを検挙することも考えます。さらに、カリンダを利用するようデイナに支持。ダイアンは今回の件にピーターが関係していると踏み、ウィルにアリシアと別れるようにいいます。
ジャッキーと縁を切ろうとするアリシア
アリシアの部屋を物色し、パソコンまで調べていたジャッキーですが、その様子がパソコンのWebカメラに録画されていました。これを見たアリシアは激怒し、すぐに家の鍵を付け替えます。そして、ジャッキーにもううちに来てほしくないと伝えます。
ジャッキーはひどい母親だと言い放ちますが、アリシアはあくまで私と子どもの問題だと言い返します。ジャッキーがザックとマリッサのことやグレースが部屋に鍵をかけることなどをアリシアにいいつけますが、アリシアはジャッキーを追い返しました。
12件の殺人すべてに有罪判決が下される
プレデターのパイロットであるベンチュラ中尉は、エルキンスが警告を無視してミサイルを発射したとの証言します。ウィルはこれに異議を唱えるも、クーン判事とウマが合わず棄却されます。アリシアは、これまでに無人機による誤爆はないと主張します。
この主張に対し専門家は、エルキンスによる攻撃は認可されたものではないとします。ベンチュラ中尉に女性軍曹を異動させていた過去があることが判明します。性差別による不当な起訴を主張すると、弁護側にも形勢逆転の望みが出てきます。
しかし、エルキンスが連続勤務のために興奮剤を服用していたことがわかると、12件の殺人すべてに有罪の判決が言い渡されます。アリシアは判決に対し、酷だと判事に言いますが、判事はエルキンス軍曹の判断ミスにより12名が犠牲になった事実を主張します。
『グッド・ワイフ』シーズン3・第9話『事実の重み』の感想
アリシアの母親として、弁護士としての立場
ピーターのスキャンダルに困惑しながらも、家庭を守り、仕事と向き合ってきたアリシア。今回のケースでは判事に弁護の仕方に関して指摘をされる場面もありました。ジャッキーにもひどい母親だと言われ、アリシアとしては複雑な心境かもしれません。
アリシアは今回法廷で、女性であるという部分で押されてしまったようにも見えました。社会における女性の立ち位置についても、このドラマを見ていると深く考えさせられます。ウィルとのこともあり、母親としてのあり方に葛藤を感じているように見えました。
ウィルがピンチにさらされる
自身の収賄問題と、アリシアとの件が相まって、ウィルはなかなかの窮地に立たされることになりました。なんといってもピーターの反感を買ってしまったことで、検事局に目をつけられてしまいます。ピーターが容赦しないのも無理はありませんね。
ダイアンにアリシアと別れるよう言われたウィルですが、事情はわかりつつも別れたくはないようです。むしろ今回の件があり余計にアリシアに対する想いが強くなっているようにも感じます。あらゆる状況を乗り越えて今後2人の仲は深まっていくのでしょうか。
イーライを慰めるダイアン
普段は仕事命で抜け目のないイーライが、弱音を吐いているのは新鮮でした。もう疲れた、この仕事は辛いとこぼすイーライ。彼の人間らしい一面が見られたような気がします。ダイアンは辞めてもいいと突き放しながらも、愚痴に付き合うと、飲みに誘います。
事務所のことやウィルの件も考慮すると、ダイアン泣き言を言いたくなるような状況でしょうが、イーライを励ます様子は頼もしかったです。ダイアンのような強くたくましい女性像が描かれているのも、このドラマの魅力の一つだと改めて感じました。
『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて
『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。
したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。
ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。
『グッド・ワイフ』の作品情報
上映日 | 2009年9月22日 |
上映時間 | 約43分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
ジャンル | 海外ドラマ |
監督 | チャールズ・マクドゥガル |
脚本 | ミッチェル・キング、ロバート・キングなど |
キャスト | ジュリアナ・マルグリーズ、クリス・ノースなど |
映画賞 | ゴールデン・グローブ賞、エミー賞 |
登場人物紹介
アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)
ロックハート・ガードナー事務所の弁護士。夫のスキャンダル問題に苦労する中、学生時代からの友人ウィルに恋心を抱いてしまいます。
アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。
本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。
ピーター・フロリック(クリス・ノース)
アリシアの夫。度重なる浮気疑惑で妻のアリシアとは離婚寸前になってしまいましたが、関係修復を試みています。イーライと協力しながら選挙に挑みます。
ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。
人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。
ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)
アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアに恋心を抱いています。
ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。
1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。
ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)
ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。ビジネスパートナーであるウィルとアリシアの関係に目を光らせています。
ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。
ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。
ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)
ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアと同期でライバル関係にありましたが、退社後は検事局で活躍しています。頭のキレる人物で、野心家な一面も。カリンダのことを気にかけています。
ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。
イーライ・ゴールド(アラン・カミング)
ロックハート・ガードナー事務所のクライアントで、ピーターの選挙参謀として活動しています。仕事においては頭のキレる人物ですが、女心に疎い一面も?
イーライを演じるアラン・カミングは、グラスゴーで演技を学んだのち、舞台やテレビ、映画などに出演。俳優としてだけではなく、映画監督や脚本家、執筆家としても活動しています。舞台『キャバレー』ではトニー賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。
カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)
ロックハート・ガードナー事務所の調査スタッフ。ピーターとの浮気疑惑で、アリシアと絶縁状態になってしまいました。
カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。
第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。
『グッド・ワイフ』の視聴方法
『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。
グッド・ワイフ | 無料期間 | 月額料金(税込) | |
---|---|---|---|
U-NEXT | × 視聴不可 | 31日間 | 2,189円 |
Hulu オススメ! | ◎ 配信中 | 2週間 | 1,026円 |
Amazon プライム | × 視聴不可 | 30日間 | 500円 |
Netflix | × 視聴不可 | 31日間 | 990円~ |
dTV | × 視聴不可 | 31日間 | 550円 |
2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。
『hulu』でグッドワイフを視聴する
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『グッドワイフ』シーズン3のエピソード一覧
『グッドワイフ』シーズン3のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。
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