海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン3・第11話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン3・第11話『陪審員室の謎』のあらすじ

依頼人のローリンは第一級殺人で有罪に

今回の依頼人は、アフリカ系女性警官のローリン・フィッシャーです。勤務用の拳銃で保険金目当てで夫を殺したと容疑をかけられ、第一級殺人で起訴されました。ダイアン、アリシア、コインが代理人を務めます。検察側は、ケイリーとデイナが担当。

今回の判事は、ウィルのバスケ仲間でもあるピーター・ダナウェイです。検察側は動機の立証に決め手を欠き、被告側に有利な展開となりました。検察側は弁護側に対し、第二級殺人で懲役4年として司法取引を提示しますが、ローリンはこれを拒否します。

ローリンは容疑を否定し、夫の自殺であると訴えます。彼女の希望により、陪審員の判断に委ねることになりました。しかし思いがけないことに、第一級殺人で有罪の判決が下りました。アリシアたちは審理無効に向け、陪審員に接触を試みます。

陪審員室でのできごと

アリシアたちは、検察側のケイリーとデイナに警告を受けました。陪審員と接触することが許され、陪審員の守秘義務が守られるのは評決が出る前までとのことです。 弁護士のコインは陪審員室でゴミを漁り、そこから投票用紙を見つけました。

どうやら、昼食後に陪審員たちを無罪から有罪へ変えさせる何かが起こっていたようです。カリンダは陪審員のリサに話を聞き、昼食後に陪審員長の提案でローリンのアリバイとなるアルデン巡査部長の証言を読み返したことを知ります。

カリンダは陪審員長に話を聞こうとしますが、ケイリーに陪審員に対する嫌がらせの容疑で強引に逮捕されてしまいます。さらにケイリーはカリンダを妨害するために無理やり言いがかりをつけ、体調不良だと嘘をつき医療施設へ送ろうとしました。

アリシアがカリンダを助ける

子供たちがピーターのもとで過ごしている間、アリシアは寂しさを感じて弟のオーウェンを呼び出します。そして、友達がほしいと話しました。一方で、グレースに洗礼をしたジミー･パトリックの元へ向かい、二度とグレースに連絡しないように言います。

すると、ジミーはアリシアの職場の同僚にグレースには会うなと言われたと話します。アリシアはザックを問いただすと、グレースを助けてくれたのがカリンダであったことを知ります。アリシアはカリンダの逮捕を知ると、カリンダの元へ向かいます。

アリシアはカリンダを逮捕したケイリーに怒鳴り込みます。カリンダは釈放され、アリシアの車に乗り込みました。グレースの件についてアリシアがたずねると、あなたの力になりたかったと話します。アリシアとカリンダは、互いに感謝を伝え合います。

フロリック夫妻は子どもの学校選び

グレースの転校をめぐってピーターとアリシアは話し合いをします。アリシアは私立高校に編入させるのが安心だと考えますが、校長は年度途中の編入は認められないと伝えます。アリシアはなんとか校長のヴェネガスと会う機会を設けます。

アリシアはヴェネガスが権力に弱そうな雰囲気を感じ取り、州検事ピーターの名前を出します。するとヴェネガスは声トーンが変わりました。アリシアはピーターに連絡を取り、翌日アリシアとピーターは学校に出向きます。しかし、数日後に学校側から断られます。

ピーターはヴェネガスのもとを訪れ、他の教師の犯罪歴について触れ、圧力をかけて要求を飲ませます。

ウェンディがウィルに歩み寄る

ウィルが検察に調べ上げられていることをきっかけに、ウィルが主催していたバスケの集まりには人が寄り付かなくなります。そんなウィルの元にウェンディがやってきました。彼女は本来のターゲットはウィルではなく、ピーターだと話します。

ウィルはウェンディにピーターの件で協力するよう持ちかけられます。ウィルは即答はせず、弁護士を付けてから動き始めると言いました。

カリンダが新たな証拠を掴む

カリンダはリサの証言をもとに新たな証拠を入手しました。陪審員長のマリオが評議に入った後に出入りしていたネットカフェの履歴から、アルデン巡査部長について調べていたことがわかったのです。アルデン巡査部長は過去に青年を撃って無罪になっていました。

マリオはそのことでアルデン巡査部長がネットで叩かれていたことを知り不信感を抱いたとのことです。しかし、ダイアンは以前コインが見つけたマリオのメモを判事に見せても態度を変えなかったことから、審理無効を認めさせるのはまだ難しいと判断します。

陪審員のリサが判事に友達申請していた

アリシアは他の陪審員にも話を聞こうとリサのもとを訪ねます。すると、リサが裁判中にフェイスブックで判事に友達申請をしており、承認されていたことを知ります。判事にそれを突き付けると、ついに審理無効を勝ち取りました。

『グッド・ワイフ』シーズン3・第11話『陪審員室の謎』の感想

ウェンディ、恐るべし

表向きは正義感のある女性を演じながら、実際は自分の都合のいいように持っていこうとする感じは選挙の時と変わりませんね。クリーンを装いながら汚い手を使います。ピーターを選挙に勝たせるため血眼になっていたイーライの方がずっと潔いですよね。

ウィルを追い込んだのも、ピーターを不利な立場に持っていくためだったのです。 こういう卑屈なやり方はあまりいい気はしませんね。ウィルはウェンディの脅しには乗らず弁護士を雇ってから話し合いに応じると伝えます。今後の展開に注目です。

アリシアとカリンダが仲直り

アリシアは、以前グレースを助けたのがカリンダであったことを知ります。弟のオーウェンに友達がほしいとこぼしていたアリシア。ピーターの件があってから、カリンダに心を許せずにいましたが、本当は寂しい気持ちを抱えていたのかもしれません。

カリンダが逮捕されると、アリシアは真っ先に救いに行きます。グレースの件についてたずねると、カリンダはあなたの力になりたかった、といいます。カリンダにとってアリシアは今でも誰より尊敬する上司であり、唯一の親友なのです。

今回のできごとをきっかけに、アリシアとカリンダは職場でも以前のようなチームワークを発揮していきます。二人のタッグがまた見られると思うと嬉しくなりました。互いにお礼を言い合うシーンもグッと来てしまいましたし、カリンダの一途な思いにも感動しました。

ピーターとアリシアも仲直り？

グレースの転校をめぐり、アリシアはピーターに助けを求めました。アリシアがピーターに連絡をすると、ピーターは喜んでアリシアに協力しようとします。多少強引ながらも、校長に対して話をうまく持っていきました。

アリシアにとって、やはりこういうときに真っ先に頼りになるのは夫のピーターなのでしょう。困ったことがあるときにすぐに頼ることができるピーターは、アリシアにとってなくてはならない存在です。今後、2人は歩み寄ることができるのか？今後の展開に注目です。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

ロックハート・ガードナー事務所の弁護士。夫のスキャンダル問題に苦労する中、学生時代からの友人ウィルに恋心を抱いてしまいます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。度重なる浮気疑惑で妻のアリシアとは離婚寸前になってしまいましたが、関係修復を試みています。イーライと協力しながら選挙に挑みます。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士です。アリシアに恋心を抱いています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所の女性弁護士。ビジネスパートナーであるウィルとアリシアの関係に目を光らせています。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所ではアリシアと同期でライバル関係にありましたが、退社後は検事局で活躍しています。頭のキレる人物で、野心家な一面も。カリンダのことを気にかけています。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

イーライ・ゴールド(アラン・カミング)

ロックハート・ガードナー事務所のクライアントで、ピーターの選挙参謀として活動しています。仕事においては頭のキレる人物ですが、女心に疎い一面も？

イーライを演じるアラン・カミングは、グラスゴーで演技を学んだのち、舞台やテレビ、映画などに出演。俳優としてだけではなく、映画監督や脚本家、執筆家としても活動しています。舞台『キャバレー』ではトニー賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の調査スタッフ。ピーターとの浮気疑惑で、アリシアと絶縁状態になってしまいました。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン3のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン3のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。