海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。
『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。
目次
『グッド・ワイフ』シーズン4・第4話『憎悪犯罪』のあらすじ
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。
(※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)
被害者の遺族による訴訟
シカゴ工科大学の水球クラブの新人歓迎パーティーで、新人イジメにより黒人の青年が溺死させられました。今回の依頼人は殺された青年の遺族です。ダイアンとアリシアが代理人を務め、大学の監督責任を問う訴訟を起こします。
大学側の代理人は弁護士のジャレッド・アンドリュースが務めます。判事を務めるのは、グレッグ・ブロチャードです。青年を殺害したチームメイトの男は有罪となり、現在服役中です。
大学側は今回の事件はあくまで加害者の青年が個人的に起こしたものであり、加害者が服役していることからすでに解決済みだと話します。新人イジメは伝統であり、コーチはそれを認識して、毎回警告していたとのことです。
大学側は憎悪犯罪だったと主張
大学側の代理人ジャレッドは、今回の事件はヘイトクライムだと主張します。殺人の原因は被害者がゲイであったことによる個人的な憎悪犯罪だったといいます。ダイアンたちは殺された青年の恋人の証言により、青年がゲイではなかったことを証明します。
すると大学側は、今度は、被害者には女っぽいところがありゲイだと思われたのが殺された理由だと言い放ちます。ジャレッドはそのほかにも黒人同士の肌の色差別や友愛クラブの対立など、あらゆる要素をあげつらいます。ダイアンはそれに応戦します。
加害者の男は憎悪犯罪を否定
ダイアンは、加害者がゲイを嫌ってはいなかった可能性について調べるため、カリンダを刑務所に派遣します。加害者の男性に対し、性差別殺人は20年の連邦犯罪になると脅し、加害者がゲイに偏見を持っていないことを示すため、加害者の幼馴染のゲイを出廷させます。
幼馴染だからゲイであっても仲が良かったのだと言われると否定ができないため、加害者本人が出廷します。加害者の男は、被害者の青年に関して、個人的に嫌っていたがそれはゲイであったことが原因ではないと話します。
大学の監督責任問題が問われる
するとジャレッドは、今度は色白の黒人と色黒の黒人によるヘイトクライムがあったのではないかと主張し始めます。さらに、被害者と加害者は対立する社交クラブに入っており仲が悪かったがゆえに憎悪犯罪が起こったと主張します。
ケイリーは対立する社交クラブに所属していた黒人が喧嘩沙汰を起こしたことがあるのにも関わらず大学は見過ごしていたとして、大学側の監督責任問題を問います。大学側も黒人だから殺したと立証してしまい、600万ドルの和解金を支払うことに。
事務所の危機を脱したいと意気込むダイアンが、600万ドルの勝訴となりました。ダイアンはケニングのように支部をつくるとさらに意気込みます。
アリシアはスキャンダルを否定
アリシアはピーターのスキャンダルについて聞かれると、不倫相手と鉢合わせした覚えはないし、ピーターとは別居していたと答えます。カリンダの調査により、ピーターが浮気したとされているホテルは、扉を開けるのにコンシェルジュカードが必要だとのこと。
従業員が扉を開けに行かなければならないとのことですが、従業員は扉を開けた記録はないと話します。その後、例の美人スタッフにコンシェルジュカードについてたずねると、行ったら開いていたとたどたどしい返事をします。
記者側はこの話を疑わしいとしつつも納得する姿勢を見せました。しかし、政治ブロガーが今回の件を公表するとイーライに電話で伝えてきます。
ジャッキーが演説に参加
退院したジャッキーは、ピーターの選挙を手伝いたいと、退職者同盟で演説を行います。しかし、ジャッキーの演説はピーターの選挙の妨害になるとしてイーライは苛立ちます。ピーターはジャッキーに手伝ってもらうと言って聞きません。
『グッド・ワイフ』シーズン4・第4話『憎悪犯罪』の感想
ダイアンの巻き返しが圧巻
今回の裁判は、弁護士のジャレッドがなかなかのくせ者でした。被害者がゲイだったことによる憎悪犯罪だと主張したかと思えば、今度は黒人同士の差別だと主張しました。さらに社交クラブの対立について持ち出したところ、逆転のチャンスを与えてしまいました。
ここからは大学の監督責任についての論が展開されていき、ダイアン側がどんどん巻き返していく様子は見事でした。事務所再建に向けて燃えるダイアンが、600万ドルの和解金を勝ち取り、さらに意気込んでいる様子はとても頼もしかったです。
イーライが動き回る
ピーターの浮気問題はもういいんじゃないかななんて思ってしまいます。ジャッキーが演説でピーターは昔からモテたなんていう話をしていましたが、そのイーライの焦りようがなんともいえませんでした。イーライも毎回毎回火消しが大変ですよね。
個人的にはイーライがちょっと心配です。ピーターの選挙となると、毎回目が血走っているようですから。ジャッキーの演説に関しても心配がつきないようです。ピーターとアリシアはうってかわって別によくない?みたいな態度。イーライがちょっとかわいそうでした。
『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて
『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。
したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。
ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。
『グッド・ワイフ』の作品情報
上映日 | 2009年9月22日 |
上映時間 | 約43分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
ジャンル | 海外ドラマ |
監督 | チャールズ・マクドゥガル |
脚本 | ミッチェル・キング、ロバート・キングなど |
キャスト | ジュリアナ・マルグリーズ、クリス・ノースなど |
映画賞 | ゴールデン・グローブ賞、エミー賞 |
登場人物紹介
アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)
良き母であり弁護士としても活躍しているアリシア。ウィルに恋愛感情を抱いていましたが、今は距離を置いています。夫のピーターとは別居中ですが、少しずつ関係を修復しています。
アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。
本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。
ピーター・フロリック(クリス・ノース)
アリシアの夫。妻のアリシアとは別居中ですが、関係を修復しようと歩み寄っています。現在は州知事選に向けて奮闘中。
ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。
人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。
ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)
アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士として活躍。収賄疑惑をかけられ一時は休職していましたが、現在は職務に復帰しています。
ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。
1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。
ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)
ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士。ウィルとタッグを組んで事務所を支えています。上司として、同じ女性として、アリシアの良き相談となっています。
ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。
ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。
ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)
ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士の一人で、野心家な一面も。アリシアとは同期で、良きライバル。
ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。
イーライ・ゴールド(アラン・カミング)
ピーターの選挙参謀として活躍していて、フロリック家からの信頼も厚い人物です。ロックハート・ガードナー事務所のビジネスパートナーとしても活躍しています。
イーライを演じるアラン・カミングは、グラスゴーで演技を学んだのち、舞台やテレビ、映画などに出演。俳優としてだけではなく、映画監督や脚本家、執筆家としても活動しています。舞台『キャバレー』ではトニー賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。
カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)
ロックハート・ガードナー事務所の調査スタッフ。元夫とのトラブルに巻き込まれそうになりながらも、冷静に対処する。アリシアの良き相談相手です。
カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。
第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。
エルズベス・タシオニ(キャリー・プレストン)
頭のキレる、赤毛の弁護士。機械の操作が苦手で、話が飛びがちですが、意表をついた弁護でたびたび裁判を有利な方向に持っていきます。ピーターの汚職疑惑を晴らし、ウィルの大陪審でも大活躍しました。LG事務所にとって欠かせない人物の一人です。
そんなエルズベス役を演じたのは、アメリカの女優でありプロデューサー、ディレクターなども務めるキャリー・プレストンです。人気ドラマ『The Good Fight』に同役で登場しており、ドラマ『グッド・ワイフ』にて、エミー賞ドラマ部門最優秀ゲスト女優賞を受賞しています。
テレビドラマだけではなく映画作品にも数多く出演し、『それでも恋するバルセロナ』(2006年)、『トランスアメリカ』(2009年)などに出演しています。
『グッド・ワイフ』の視聴方法
『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。
グッド・ワイフ | 無料期間 | 月額料金(税込) | |
---|---|---|---|
U-NEXT | × 視聴不可 | 31日間 | 2,189円 |
Hulu オススメ! | ◎ 配信中 | 2週間 | 1,026円 |
Amazon プライム | × 視聴不可 | 30日間 | 500円 |
Netflix | × 視聴不可 | 31日間 | 990円~ |
dTV | × 視聴不可 | 31日間 | 550円 |
2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。
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『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧
『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。
エピソード | 記事リンク |
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