海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン4・第1話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン4・第1話『マディソン郡の道』のあらすじ

ドアの向こうにいたのは誰？

ドアのノック音が鳴り響き、カリンダはドアの前で待ち構えます。入ってきたのは、夫ニックの知り合いのビルでした。ニックはカリンダとやり直したいようです。カリンダは銃を手放さず、ニックからの電話を取ると、あなたとは終わったと言い放ちます。

ザックの車が警官に止められる

大学の見学のため、アリシアはグレースとザックの運転で車に乗っています。すると警官に車を止められ、麻薬の疑いがあるとして警察犬で検査がしたいと言われます。アリシアたちはトラブルはないと話しますが、ロブ巡査は一向に引く気配がありません。

アリシアはケイリーに電話をかけ、マディソン郡の検事局に知り合いはいないかとかけ合います。ロブ巡査が犬が吠えたため調査をしたいと言うと、アリシアは何もないから調べるように言い、イーライに取材に遅れると電話をかけます。

ロブ巡査は車の下にマリファナがあるとして警告をします。ロブ巡査はザックがその模様を録音していたのを見つけ、無断録音は州刑法第14条に反するとして消去するように言います。しかし、ザックはそれを消去せずメールで送信したため、手を後ろにまわされます。

事務所の経営難が深刻化

L/G事務所では経営難が深刻化しています。デヴィッドは事務所を辞め、ダイアンたちを訴えると話します。ウィルが顧客を失ったことが原因だと話すと、デヴィッドは言い訳だとはねつけます。ケイリーはそんな事務所の状況を目にし、事の重大さを実感するのでした。

ダイアンは、顧客の喪失はじめ予想外の事態により、負債が6000万ドルにのぼると話します。債権取り立てが止まれば5ヶ月で返済できると話すダイアンですが、経営陣の問題だと責任を問われます。新規の顧客はアリシアとケイリーに任されることに。

取材に応じるアリシア

ピーターの知事選が控えています。イリノイ州知事に立候補したクレスティーバは家族の話題を持ち出し、支持率をあげようとしているようです。アリシアは、記者のペギー・バーンから全国紙の取材を受けることに。ピーターとの別居について事細かに聞かれます。

アリシアは、あくまでピーターとの関係は修復中だと答えます。なぜ離婚しないのかと聞かれると、夫を尊敬して欠点も受け入れたと話します。インタビューののち、イーライはアリシアにピーターと話すよう促します。

ザックを助けようとするアリシア

アリシアは、ザックの件をケイリーに報告します。明日予備審問があるとザックを心配し涙ぐむアリシアに対し、ケイリーはただの警告だとなだめます。アリシアは違法な捜索を受けたとのことで、警察犬の訓練士について調査をし始めます。

ザックはイリノイ州刑法について調べ、録音は違法でも録画は違法でないことに気づきます。機器の機能により録画はされていたものの音が入っていなかったのです。このことを主張すると、ロブ巡査側は、司法妨害だと主張し、訴因を追加すると話します。

アリシアは巡査が違法な取り締まりをしていたことを主張しますが、それには証拠を集める必要があると言われます。アリシアはマディソン郡担当の州検事タピアに夫が狙いかと尋ね、息子は巻き込まないでほしいと話します。タピアはピーターに暴言を言い残します。

アリシアが警察犬の訓練士のもとで聞き込みを行うと、警察犬を扱う人間が誤判定を引き出すこともあるとのことです。ロブ巡査のやりかたは、明らかにそのような傾向があることをアリシアは発見します。

新規顧客はカリンダの夫のニック

アリシアとケイリーが担当するクライアントは、レッカー業者のニック・サベリースです。ニックは公共サービスの委託に入札しようとしたものの、逮捕歴があることから認められないと話します。アリシアは余計な話を聞くと依頼を受けられないと言います。

入札でニックと組みたいと考えているビジネスマンが2人いるようで、仲介役の候補をどちらにするべきか調べてほしいとのことです。ケイリーは仲介役を使って逮捕歴を隠してよいのかと懸念しますが、アリシアは入札に関わらなければ大丈夫だといいます。

管財人のヘイデンがL/Gに介入

ウィルは、事務所の再建プランが認められ解散は免れたと従業員に訴えます。さらに、管財人ヘイデンが事務所に介入することになりました。ヘイデンは、人員削減に向け従業員に面接し状況を聞きたいといいます。最悪な事態は免れていないと感じるダイアン。

ダイアンは、ヘイデンに経営判断はダイアン一人で行うべきだと言われたとウィルに話します。すると、ウィルも同じことを言われたといいます。二人に同じことを言うヘイデンのやり方です。ダイアンは5ヶ月で6000万ドルを稼ぐにはデヴィッドの存在が不可欠だと話します。

デヴィッドはヘイデンと面接をし、事務所を辞めると話します。ヘイデンは、デヴィッドは事務所の債権者だと言いますが、配当があることからからかえって辞められて助かると言い放ちます。デヴィッドはあわてて取引を持ちかけますが、ヘイデンは取り合いません。

カリンダと夫ニックが対面

アリシアは、カリンダに新規クライアントの話を聞くように言います。カリンダはそのクライアントが夫だとわかると顔色が変わります。カリンダが夫ニックが乗るエレベーターに乗り込むと、カリンダがニックに殴りかかり、二人の殴り合いが始まります。

ザックのお手柄

ザックは警察の不正を報告し合うサイトでロブ巡査について書いている人が3人いたことがわかりました。外から来た車を麻薬容疑で止めて何かしらを押収していたのです。アリシアはまさに押収街道だといい、ザックのお手柄に感心します。

するとそこにピーターがやって来ました。イーライに外してもらい、アリシアと二人きりで話します。ピーターはクレスティーバとは違い、知事選において子供は関わらせないと言います。州検事タピアの件についてアリシアが話すと、ピーターは怒りをあらわにします。

ピーターは電話でタピアに怒りをあらわにします。タピアの息子がシカゴ大学に通っていることから脅しをかけ、さらに起訴を取り下げ、ザックに電話をかけ謝れと言い放ちます。その場に居合わせたイーライには、このことは黙っていろといいました。

ロブ巡査が非を認める

アリシアは、ロブ巡査の警察犬の扱い方は誤判定を引き出していると主張します。55号線はいわゆる押収街道で、州検事のタピアらが麻薬捜査と称して違法な取り締まりを行なっていると話します。州検事のタピア側は、マディソン郡の麻薬問題が深刻なためだと主張します。

しかしアリシアは、麻薬は南行きの車線で運ばれ、売上金が北行きに運ばれていることに着目。取り締まりが北行きの車線で行われていることから、取り締まりの目的はあくまで売上金の押収だと主張します。タピアたちは異議を唱えますが、言葉に詰まります。

タピアは、アリシアが関与してきたことに関し、ピーターに怒りをあらわにします。法を駆使して息子を追い詰めると脅しますが、ザックがロブ巡査の取り締まりの様子をネットにアップすると、とたんに広まり、ロブ巡査はザックに謝罪の電話をかけることに。

ウィルの事務所復帰が祝われる

デヴィッドは、事務所を辞めないことにしたとダイアンとウィルに伝えます。ウィルはヘイデンを味方につけてよかったとダイアンに話します。ウィルとダイアンは、ウィルの復帰を祝い、グラスを掲げます。

『グッド・ワイフ』シーズン4・第1話『マディソン郡の道』の感想

カリンダが夫ニックと対面

ついに、カリンダの夫ニックが姿を現しました。カリンダは終始警戒心むき出しといった感じでしたね。どうやらニックはカリンダとやり直したいようです。カリンダはそんな気はさらさらないといった態度です。エレベーターに乗り合わせるなりパンチ食らわせていました。

そのパンチの勢いのすごいこと。部屋ではニックに銃を向けっぱなしです。カリンダのためにタトゥーを掘ったと言うニックですが、カリンダが心を許すことはしばらくなさそうな感じです。やっぱりアリシアとのシーンでは顔がほころんじゃっていますし。

カリンダの恋心はアリシアに向かっているとして、ニックは何のためにこのタイミングでカリンダのもとへやってきたのでしょう。ビジネスのためだとは言っていましたが、カリンダの警戒っぷりから、過去にとんでもないことがあったのではと勘ぐってしまいます。

ザックのキレが凄まじい！

ザックが見るたびパワーアップしていて驚きます。ガタイがよくなったのはもちろん、頭の回転の良さに磨きがかかりすぎてこわいくらいです。不本意にロブ巡査に押収されかけるととっさにその模様を「録画」していたザック。一時は起訴されかけてひやっとしました。

しかし、ザックの快進撃が繰り広げられるのはここからです。ネットでイリノイ州の法について調べ上げ、録画は違法ではないと突き止めます。さらに、同じような被害に遭っている人たちとスカイプ済み。アリシアも思わず、すごいわザックと連呼せざるを得ません。

やっぱり笑ってしまったのは、ザックが投稿した動画です。ロブ巡査の悪事を面白おかしく編集してネットにアップすると、再生回数はなんと50万ビュー。ロブ巡査もタピアもタジタジでした。ロブ巡査から謝罪の電話をもらったザックはなんとも嬉しそうでしたね。

ウィルがついに復帰！

ウィルがついにL/G事務所に帰ってきました。財政状況がとんでもないことになっているL/Gでは、L/Gの毛沢東こと管財人が容赦無く経費削減に向け動いていましたね。人員削減の問題に関しては、ダイアンとウィルそれぞれに相手を解雇するべきだと言っていたようです。

しかしそこは、さすが長年のパートナー。管財人に謹慎していたウィルを切ろうと言われると、ダイアンはウィルが必要だと言って聞きません。ウィルもウィルでダイアンが「男がトップに」という言葉を嫌うということまでよく知り尽くしているのはさすがでした。

結果、二人とも事務所に残ることになり、ウィルの復帰を祝い祝杯をあげます。デヴィットもなんだかんだで事務所に残るようです。ウィルとアリシアは、職場の仲間として今まで通りに接するように心がけている感じがしましたね。アリシアもウィルの復帰を喜んでいます。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

良き母であり弁護士としても活躍しているアリシア。ウィルに恋愛感情を抱いていましたが、今は距離を置いています。夫のピーターとは別居中ですが、少しずつ関係を修復しています。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。妻のアリシアとは別居中ですが、関係を修復しようと歩み寄っています。現在は州知事選に向けて奮闘中。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士として活躍。収賄疑惑をかけられ一時は休職していましたが、現在は職務に復帰しています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士。ウィルとタッグを組んで事務所を支えています。上司として、同じ女性として、アリシアの良き相談となっています。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士の一人で、野心家な一面も。アリシアとは同期で、良きライバル。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

イーライ・ゴールド(アラン・カミング)

ピーターの選挙参謀として活躍していて、フロリック家からの信頼も厚い人物です。ロックハート・ガードナー事務所のビジネスパートナーとしても活躍しています。

イーライを演じるアラン・カミングは、グラスゴーで演技を学んだのち、舞台やテレビ、映画などに出演。俳優としてだけではなく、映画監督や脚本家、執筆家としても活動しています。舞台『キャバレー』ではトニー賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の調査スタッフ。元夫とのトラブルに巻き込まれそうになりながらも、冷静に対処する。アリシアの良き相談相手です。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

『hulu』でグッドワイフを視聴する

huluでは『グッドワイフ』をシーズン1～7まで見放題で配信中。日本語吹き替え・字幕どちらも対応しています。

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『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。