海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン4・第15話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン4・第15話『狙われたイーライ』のあらすじ

イーライが共謀罪に問われる

タシオニの活躍により、危機を免れたと思われたイーライ。しかし司法省のジョシュ・パロッティ連邦検事補は、イーライがピーターの票を得るため不正をしたのは確かだといいます。今回は民主党委員会のフランク・ランドーに証言させ、共謀罪に問おうとします。

カリンダとタシオニの調査により、パロッティが民主党委員会のフランク・ランドーを呼び出し、食事していたことがわかります。カリンダは秘書だと名乗り、レストランの予約リストを見せてもらいます。ランドーは一連の会話を記者にすっぱ抜かせていました。

タシオニはイーライを売ったランドーの証言内容を聞き出すべく、ランドーを名誉毀損で訴え、民事法廷に引っ張り出します。パロッティは妨害しようとしますが、判事のマークスにたしなめられます。パロッティはタシオニをデートに誘いますが、断られます。

裏切り者ランドーの証言

ランドーは、イーライが票を買う相手を紹介したのは自分だと言います。イーライは、金で票を買ったのは確かだと言ったとランドーは証言します。その相手とは、以前ジャッキーがスピーチをした高齢者用施設グリーンゲイトのCEOヒュー・サクソンだったとのこと。

イーライはグリーンゲイトの顧問料を割り引く代わりにバスで高齢者を投票に行かせていたとされています。しかしカリンダの調査により、老人達はそれぞれが指示をする候補のそれぞれの色のTシャツを着ており、全員がピーター指示ではなかったことがわかります。

ジャッキーがイーライの味方をする

現場にいたジャッキーが証人として呼ばれます。ジャッキーはイーライと一緒に施設に訪れスピーチを行いましたが、記憶は曖昧だといい、イーライがあの場にいたかどうかも覚えていないと証言します。ジャッキーがイーライの味方をする形となりました。

追い詰められたジョシュは今度はダイアンを呼び出します。ダイアンがグリーンゲイトへの顧問料を25%割引するのを認めたとして、ダイアンが共謀に加担していたと主張します。しかし、当時の決裁権者は管財人のヘイデンだったため、この主張は通りません。

当時、債権者のヘイデンは事務所の現金収入を少しでも増やしたいと考えていたため割引でも承諾したとのこと。これにより、イーライを起訴するだけの証拠はないと判事が判断し、共謀罪は成立せず、ジョシュの訴えは棄却されました。

パートナーに昇格したアリシア

パートナーに昇格したアリシアは、ダイアンからアソシエイト達の時間を削り、もっと効率的に仕事をさせるように言われます。アリシアは仕方なくそれをケイリーに申し出ますが、ケイリー達はアリシアがパートナーになってから態度が変わったと思い込みます。

アリシアは請求書の自分の時間をカットしますが、ダイアンは顧客はパートナーが時間をかけてくれることを望んでおり、アソシエイトとは立場が違うと言います。ウィルは、ケイリー達に、アリシアが自分の時間をカットしたことを伝えます。

ウィルの新たな恋の予感？

ウィルとアリシアはエレベーターで偶然乗り合わせます。二度とあんな過ちは起きないというウィルに、アリシアは寂しそうにうなずきます。ウィルは検事局の外部委託を引き受けようと面接に望みますが、ローラ・ヘリンジャーに邪魔されているように感じます。

しかし、実際はパイン検事補が麻薬王ビショップをクライアントに持つウィルの事務所に依頼しようとしていなかったため、ローラはビショップについて質問し、弁明の機会を与えていたことがわかります。ウィルは高級ワインを持って、ローラに謝罪しに行きます。

ピーターとマディの公開討論会

ピーターはマディとの公開討論会に向け練習を行います。ダイアンはマディの役をつとめます。イーライの代わりに参謀を務めるジョーダンは冷静に支持をしていきます。イーライだったらどうするかと考えるピーターの携帯をジョーダンは預かります。

討論会当日、アリシアが見守ります。ピーターはマディの挑発的な態度に押されています。ジョーダンはピーターは控えめにするように指示し、マディを焦っているように見せようという作戦を練っていました。しかし、ピーターは力を発揮しきれないようでした。

ピーターとイーライの信頼関係

アリシアもまた、今回のやり方はピーターらしくないと感じます。ピーターはアリシアに、イーライに電話するようと説得されます。公判中のイーライはサンドバッグになるな、とピーターに的確な指示を出します。そして、ピーターは一気に反撃を開始します。

イーライが、ピーターの選挙事務所を去る日がやってきました。イーライが去ろうとすると、ピーターは引き止めます。イーライなしではスプリングフィールドにもワシントンにも行ける気がしないというピーター。イーライは残ることを決めます。

『グッド・ワイフ』シーズン4・第15話『狙われたイーライ』の感想

アリシアの心境は複雑？

アソシエイト5人の中からたった1人だけパートナーに昇格したアリシア。嬉しい気持ちの反面、ケイリーをはじめ他のアソシエイトたちのことを考えると複雑でしょう。ケイリーに時間カットの件を伝えると、ケイリーはまたもやアリシアを警戒しているようでした。

しかし、アリシアを見守るウィルがアリシアが自分の時間をカットしたことを伝えてくれました。ウィルが味方となってくれると心強いですよね。責任感の強いアリシアですが、ケイリーとの関係はどうなっていくのでしょうか。

フロリック家とイーライの絆

フロリック一家とも付き合いの長いイーライ。ピーターの選挙のたびに誰よりも熱心に動いてくれるイーライ。ピーターもアリシアもイーライへの信頼感は絶大なのでしょう。ここぞというときに、ピーターに最も適切な助言ができるのはイーライなのです。

マディを打ち負かしたピーターはイーライを引き留め、イーライとともにスプリングフィールド(州知事)のみならず、ワシントン(大統領)を目指すと宣言します。ジャッキーも味方をしてくれていましたし、イーライとならワシントンも夢ではないかもしれません。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

良き母であり弁護士としても活躍しているアリシア。ウィルに恋愛感情を抱いていましたが、今は距離を置いています。夫のピーターとは別居中ですが、少しずつ関係を修復しています。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。妻のアリシアとは別居中ですが、関係を修復しようと歩み寄っています。現在は州知事選に向けて奮闘中。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士として活躍。収賄疑惑をかけられ一時は休職していましたが、現在は職務に復帰しています。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士。ウィルとタッグを組んで事務所を支えています。上司として、同じ女性として、アリシアの良き相談となっています。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)

ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士の一人で、野心家な一面も。アリシアとは同期で、良きライバル。

ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。

イーライ・ゴールド(アラン・カミング)

ピーターの選挙参謀として活躍していて、フロリック家からの信頼も厚い人物です。ロックハート・ガードナー事務所のビジネスパートナーとしても活躍しています。

イーライを演じるアラン・カミングは、グラスゴーで演技を学んだのち、舞台やテレビ、映画などに出演。俳優としてだけではなく、映画監督や脚本家、執筆家としても活動しています。舞台『キャバレー』ではトニー賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

ロックハート・ガードナー事務所の調査スタッフ。元夫とのトラブルに巻き込まれそうになりながらも、冷静に対処する。アリシアの良き相談相手です。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

エルズベス・タシオニ(キャリー・プレストン)

頭のキレる、赤毛の弁護士。機械の操作が苦手で、話が飛びがちですが、意表をついた弁護でたびたび裁判を有利な方向に持っていきます。ピーターの汚職疑惑を晴らし、ウィルの大陪審でも大活躍しました。LG事務所にとって欠かせない人物の一人です。

そんなエルズベス役を演じたのは、アメリカの女優でありプロデューサー、ディレクターなども務めるキャリー・プレストンです。人気ドラマ『The Good Fight』に同役で登場しており、ドラマ『グッド・ワイフ』にて、エミー賞ドラマ部門最優秀ゲスト女優賞を受賞しています。

テレビドラマだけではなく映画作品にも数多く出演し、『それでも恋するバルセロナ』(2006年)、『トランスアメリカ』(2009年)などに出演しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。