海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。
『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。
目次
『グッド・ワイフ』シーズン4・第13話『パートナーの条件』のあらすじ
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。
(※ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)
依頼人はチャムハム社CEOの婚約者
今回の依頼人は、チャムハム社のCEOニール・グロスの婚約者のディーナ・ランパートです。ディーナはニールとの離婚を考えていますが、結婚前契約があまりにも不利な内容だとのこと。離婚した場合、ディーナにはほとんどお金が入らないようです。
契約の内容に不満を抱いた父親が、ディーナとともにロックハート・ガードナー事務所に契約の見直しを依頼しに来ます。ニールを愛しているという若いディーナは、お金よりも愛だと言います。しかし、デヴィッドらによって言いくるめられます。
今回のケースは、離婚弁護士のデヴィッド・リーをメインとして、アリシアとケイリーが担当します。事務所の財政状況も考慮し、デヴィッドは妻のディーナと懇意になればチャムハム社とのビジネスにつながると考え、結婚を破談にしないよう注意しながら挑みます。
ケイリーは「脚注」の中に重要な証拠を見つける
金よりも愛だと言うディーナに対しては、デートや夫婦生活などをちらつかせ、駆け引きを仕掛けていきます。ケイリーはLGが提示した条件をニールが提示したと思わせ、ディーナの怒りを煽ります。それにより破局しかけるとケイリーはうまくとりなします。
さらに、ケイリーはカリンダとともに、証拠を見つけるべく調査を進めていました。以前ヘイデンに会計士は問題を「脚注」に隠すと助言されたケイリーは、チャムハム社がSSC(証券取引委員会)に提出した書類の脚注の中に大きな秘密を発見します。
そこには「JCパートナー」というジョイントベンチャーに毎年11万2千ドルを振り込んでいるという記載がありました。それには、ニールが一夜の関係を結んで生まれた子供とその母親が関係していました。ディーナは、今後もLGに仕事を依頼すると言います。
LG事務所の破産裁判
ウィルとダイアンは、事務所の破産問題にとりかかっています。借金返済期限を延期させるため、破産裁判でヘイデンとケニングと争います。昇格と5%の昇級だとウィルに聞かされていたカリンダは支払いを求めますが、今は現金がないと言われ、待たされることに。
LG事務所の新しい債権者となったケニングは、事務所が和解を増やし依頼人の利益を犠牲にしていると訴えます。パートナー弁護士の誘いを受けたアリシアに、4年目でパートナーに誘われたこと、他の5人のアソシエイトにも誘いがあったことは資金のためだと指摘します。
その様子を見て、ヘイデンはうんざりします。ケニングはヘイデンに接触しLGの借金返済延期を認めないと話します。LGと不穏な関係になりつつあるヘイデンでしたが、姑息なやり方をするケニングの誘いには乗りません。
ヘイデンがケニングに関して証言する
ケイリーはそんなヘイデンの様子を見て、「法は数字のようにクリアではないけれど、それもまた使いようだ」とアドバイスします。司法試験についても応援してくれたケイリーの言葉にヒントを得たヘイデンは、ケニングをなんとかしようとします。
裁判にて、ケニングから協力すれば司法試験を控えている自分に仕事を用意すると匂わせられたと言います。さらに、LG事務所が扱う事件の情報が欲しいと言われたと決定的な証言をします。
ケニングは判事の不信を買い、LGは借金返済の5カ月間延長を認められました。ダイアンと対立していたヘイデンですが、ここに来て事務所にとって有利な証言をします。勝利を祝うパーティーでダイアンは、なぜヘイデンが味方をしてくれたのかわからないと話します。
アリシアはパートナー弁護士の誘いを受ける
アリシアはダイアンとウィルに呼び出され、事務所のパートナー弁護士へのオファーを受けます。アリシアは嬉しそうに昼休みのショッピングに向かいます。しかし、デヴィッドから出資金60万ドルが必要だと言われると絶句し、購入した商品を返品しに行きます。
アリシアがピーターにパートナー弁護士の件を報告すると、ピーターは4年という早さで抜擢されたことを驚き、喜びます。いくらかかるのかと聞かれると、アリシアは借りるあてはあると答えます。するとピーターは、自分が借りると言います。
アリシアのパートナー弁護士昇格には、事務所の借金問題が絡んでいました。パートナーに昇格するには60万ドルの出資金が必要だとのことで、アリシア以外にもケイリーほか、アソシエート5人すべてにパートナー弁護士の話が打診されたそうです。
イーライの計らい
イーライはジョーダンを疎ましく思っているようです。ジョーダンは変わっていると言うアリシアに、ピーターに伝えてほしそうにします。イーライは有権者の印象を良くするため、無神論者のマディに差をつけるべく、アリシアに聖母マリアのようにいてほしいと頼みます。
しかし、イーライの努力も虚しく、アリシアは自分もまた無神論者だと言ってしまいます。パートナー弁護士としての昇格の裏に隠された真実を知ったアリシアは、嘘をつくのが嫌になっていたのでした。
アリシアにダイアンがアドバイス
ケイリーは金さえなんとかできればこのチャンスを掴むと話しますが、アリシアは昇格をちらつかせて身内から金を取ろうとしていると憤りを隠せません。お祝いパーティを抜けてしまいます。そんなアリシアの様子を見て、ダイアンはアリシアにアドバイスをします。
ダイアンは、自分がパートナーになったのは、スターンがセクハラで訴えられたから事務所に「女性」が必要だと言う理由だけだったといいます。求めるものが手に入ると言う時に、つまらないこだわりでチャンスを逃すのは愚かだといいます。
ダイアンは、お祝いの席から抜けることはパートナーに印象が悪いとアリシアに伝え、チャンスをくれたパートナーたちにお礼を言うよう助言します。アリシアはハッとしてパーティーに戻り、パートナーたちにオファーをくれたことに対する感謝を述べて回ります。
『グッド・ワイフ』シーズン4・第13話『パートナーの条件』の感想
ヘイデンがケニングをやっつける!
事務所の財政状況はやはり深刻なようです。ダイアンとウィルは経営者にふさわしくないと考えていたヘイデンですが、LG事務所をなんとかしたいという気持ちに変わりはありません。ダイアンは警戒していますが、ヘイデンがいい人に思えてなりません。
ケイリーの調査中も、ケニングのアドバイスはかなり効いていました。ヘイデンの「脚注」に注目すべきと言う言葉を覚えていたおかげで、ケイリーは今回の依頼の解決策となる証拠を見つけ出すことができました。ヘイデンは事務所の味方なのです。
ことあるごとに自分の病気の話などを持ち出し、判事の気を引こうとするケニング。そんなケニングのやり方に、ヘイデンは嫌悪感を抱いていました。さすがに判事の人たちもケニングの姑息なやり方に気づきはじめているのではないでしょうか。
ダイアンのアドバイスにハッとするアリシア
パートナー弁護士のお呼びがかかり喜んでいたアリシアですが、事情を知って一気に落ち込みます。こんな時にケニングはアリシアにまたもや接触します。なかなかしぶといですね。納得のいかないアリシアでしたが、ダイアンのアドバイスにハッとしました。
スターンのセクハラ問題を打開するために女性パートナー弁護士が必要だったと言う話を聞かせるダイアン。「理由なんてどうでもいい」といいます。女性として仕事をする中での苦労もたくさん経験してきたであろうダイアンが言うからこそ、言葉に重みがあります。
苦労人のケイリーは理由がなんであろうと、金さえ工面できれば迷わずチャンスを掴むと言っていましたね。真面目で正義感の強いアリシアではありますが、今回の60万ドルの工面もピーターがサポートしてくれるとのことですし、恵まれた環境にいるのかもしれません。
『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて
『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。
したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。
ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。
『グッド・ワイフ』の作品情報
上映日 | 2009年9月22日 |
上映時間 | 約43分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
ジャンル | 海外ドラマ |
監督 | チャールズ・マクドゥガル |
脚本 | ミッチェル・キング、ロバート・キングなど |
キャスト | ジュリアナ・マルグリーズ、クリス・ノースなど |
映画賞 | ゴールデン・グローブ賞、エミー賞 |
登場人物紹介
アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)
良き母であり弁護士としても活躍しているアリシア。ウィルに恋愛感情を抱いていましたが、今は距離を置いています。夫のピーターとは別居中ですが、少しずつ関係を修復しています。
アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。
本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。
ピーター・フロリック(クリス・ノース)
アリシアの夫。妻のアリシアとは別居中ですが、関係を修復しようと歩み寄っています。現在は州知事選に向けて奮闘中。
ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。
人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。
ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)
アリシアの学生時代からの友人で、ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士として活躍。収賄疑惑をかけられ一時は休職していましたが、現在は職務に復帰しています。
ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。
1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。
ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)
ロックハート・ガードナー事務所のパートナー弁護士。ウィルとタッグを組んで事務所を支えています。上司として、同じ女性として、アリシアの良き相談となっています。
ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。
ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。
ケイリー・アゴス(マット・ズークリー)
ロックハート・ガードナー事務所の優秀な弁護士の一人で、野心家な一面も。アリシアとは同期で、良きライバル。
ケイリーを演じるマット・ズークリーは、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州出身の俳優です。チャールストン大学にて歴史学と政治学の学士号を所得しました。テニスの奨学金で大学の行くほどテニスが得意です。ロースクールの試験を受けた過去も。
イーライ・ゴールド(アラン・カミング)
ピーターの選挙参謀として活躍していて、フロリック家からの信頼も厚い人物です。ロックハート・ガードナー事務所のビジネスパートナーとしても活躍しています。
イーライを演じるアラン・カミングは、グラスゴーで演技を学んだのち、舞台やテレビ、映画などに出演。俳優としてだけではなく、映画監督や脚本家、執筆家としても活動しています。舞台『キャバレー』ではトニー賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。
カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)
ロックハート・ガードナー事務所の調査スタッフ。元夫とのトラブルに巻き込まれそうになりながらも、冷静に対処する。アリシアの良き相談相手です。
カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。
第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。
エルズベス・タシオニ(キャリー・プレストン)
頭のキレる、赤毛の弁護士。機械の操作が苦手で、話が飛びがちですが、意表をついた弁護でたびたび裁判を有利な方向に持っていきます。ピーターの汚職疑惑を晴らし、ウィルの大陪審でも大活躍しました。LG事務所にとって欠かせない人物の一人です。
そんなエルズベス役を演じたのは、アメリカの女優でありプロデューサー、ディレクターなども務めるキャリー・プレストンです。人気ドラマ『The Good Fight』に同役で登場しており、ドラマ『グッド・ワイフ』にて、エミー賞ドラマ部門最優秀ゲスト女優賞を受賞しています。
テレビドラマだけではなく映画作品にも数多く出演し、『それでも恋するバルセロナ』(2006年)、『トランスアメリカ』(2009年)などに出演しています。
『グッド・ワイフ』の視聴方法
『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。
グッド・ワイフ | 無料期間 | 月額料金(税込) | |
---|---|---|---|
U-NEXT | × 視聴不可 | 31日間 | 2,189円 |
Hulu オススメ! | ◎ 配信中 | 2週間 | 1,026円 |
Amazon プライム | × 視聴不可 | 30日間 | 500円 |
Netflix | × 視聴不可 | 31日間 | 990円~ |
dTV | × 視聴不可 | 31日間 | 550円 |
2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。
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『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧
『グッドワイフ』シーズン4のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。
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