海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン1・第22話のあらすじと感想｜ネタバレあり

海外ドラマ好きの友人たちの間でもとにかく面白いと話題の『グッド・ワイフ』。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン1・第22話『よみがえる悪夢』のあらすじ

ジュニアアソシエイトの座を巡って争ってきたアリシアとケイリーですが、アリシアが事務所に残り、ケイリーが解雇される結果となりました。アリシアがカリンダに夫のコネを使って顧客を取ったと話すと、カリンダはアリシアを外へ連れ出します。

二人が祝杯をあげていると、ウィルから電話が。アリシアは顧客のコリン・スウィーニーの件を依頼されます。アリシアがスウィーニーの自宅に着くと、部屋の奥からカメラを取って来い、との声が。そこには血まみれの女性と、立ち尽くすスウィーニーの姿がありました。

亡くなっていた女性の名前はシーラといい、スウィーニーは正当防衛だと話します。警察には通報済みだとのこと。スウィーニーが殺人容疑で逮捕されると、アリシアは余計なことは一切喋らないようにとスウィーニーに強く言いました。

州検事チャイルズがコスコの証言映像を出そうとすると、ピーターの弁護士は反対尋問権は死亡した証人には行使できないと異議を申し立てます。チャイルズは、ピーターが殺人を犯した線で持っていきたい様子です。チャイルズはFBIと何やらコソコソ話をしています。

スウィーニーは、ナイフを使って性行為をしていたところ、相手の女性から殺意を感じたと話します。遺体は身元不明で、シーラ・パットンという名前だといいます。彼女は典型的なストーカーでした。

カリンダは現場で死んでいた犬の解剖もするべきだと話します。犬が吠えていなかったことから鎮痛剤を与えられていた可能性が。ウィルは、アリシアを気づかう様子。さらに、二人の関係性についても改めてアリシアに確認します。

ケイリーはパソコンを取りに事務所にやってきました。謝ろうとするアリシアに対し、ケイリーはウィルとの関係や政界のコネについて嫌味を言います。フェアじゃないと言い放って事務所を去りました。

スウィーニー宛の手紙が見つかり、ストーカーをされていたことは事実だとわかりました。手紙には名前はなく、裁判の詳細が書かれており、同業者の可能性が出てきました。カリンダは、法廷にいた彼女の写真を見つけました。

チャイルズは、コスコ夫人が生前の夫に、もし自分が死んだらフロリックのせいだと話していたと言います。ピーター側の弁護士は伝聞証拠だと否定しますが、ピーターソン法に習い証言が認められました。

被害者の家にはスウィーニーからの手紙と、被害者の日記が見つかりました。このままでは懲役45年とのこと。スウィーニーは日記にデタラメの箇所があると話し、事件の日は、ナイフを取り上げようとしたら彼女に刺さったと話します。

アリシアはチャイルズに殺人犯を弁護させようと企んでいたと話します、さらに、州検事が殺人犯にストーカーする女性を重大な刑事裁判の速記官に雇っていたと。お互い干渉はしないようにしようとチャイルズは話します。

FBIにイーライの姿が。チャイルズがスウィーニーを恨んでいるとイーライは話します。さらに、コスコを殺したのはピーターだと吹き込んでいることにも触れます。イーライはコスコがピーターの自宅を撮影していた写真を見せ、FBIに手を引くように言います。

犬の解剖結果が出ました。犬の体には被害者の血とスウィーニーの血が。スウィーニーは、彼女が殺したことにするため自分の犬を殺したと言います。ジュリアスは司法取引の話をしますが、本人は懲役30年を受け入れられない様子です。

ケイリーは就職活動に苦戦しています。仲間たちとともに飲みに出かけると、そこにはチャイルズの姿が。チャイルズはケイリーに歩み寄り、ピーターの起訴にケイリーを駆り出そうとします。ケイリーも即答でその意見に賛成をします。

スウィーニーを外せば、事務所の合併に有利に働くというジュリアス。カリンダの調査によりシーラが死刑囚と文通していたことがわかり、アリシアはスウィーニーの懲役刑を45年から8年まで下げました。スウィーニーはアリシアに、妻を殺したと打ち明け、感謝をします。

1週間前に撮られた写真に、銀行口座からお金を下ろすコスコの姿が写っていました。コスコは生きていたのです。したがって、コスコ夫人の証言も無効となり、ピーターは裁判に勝利しました。アリシアの家ではパーティーが開かれました。

『グッド・ワイフ』シーズン1・第22話『よみがえる悪夢』の感想

ケイリーが解雇される！

いよいよ、ジュニアアソシエイトの座を巡った争いも終結しました。アリシアは初めて自身のコネを使い、ケイリーに勝ったのです。今まであらゆる仕事で協力し合ってきたアリシアとカリンダの横を無言で通り過ぎていくケイリーを見ていて切なかったです。

ケイリーはまたどこかでアリシアと仕事をする日が来るのでしょうか。ウィルは推薦状を書くと言っていましたが。忠誠を誓って事務所に残ったケイリーが解雇されることになり、複雑ですね。心のどこかでどちらも残ってほしい、と思っていた方は多いのではないでしょうか。

アリシアとカリンダの信頼関係

カリンダは、事あるごとにアリシアをサポートしています。今回のジュニアアソシエイトの争いでも、カリンダの助言がなければ、アリシアは事務所を去ることになっていたかもしれません。

情に熱いアリシアと、現実的なカリンダは、正反対の性格だからこそ相性ぴったりなのでしょうか。2人で祝杯をあげるシーンは何度か見ましたが、やっぱりほっこりしますね。ウィルのことをなじる場面もありました。

ピーターがついに裁判に勝利！

長年にわたるピーターの裁判も、ついに決着がつきました。コスコが生きていたことで、チャイルズ側の証人の証言が無効とされたのです。自宅でのパーティーでは、子供たちは引っ越したい、旅行したいとピーターが自由の身になったことを喜んでいます。

ケイリーはピーターの裁判の件でチャイルズに協力を求められていましたが、ピーターの裁判が勝利に終わったことで、アリシアと対立することはなくなったのでしょうか。チャイルズとピーターの争いはここで終結なのか、今後の展開に注目です。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

主人公のアリシアは、大学院を首席で卒業し2年間弁護士として活躍した後は良き妻、良き母として家庭に専念してきました。しかし、夫ピーターが、汚職疑惑で州検事を辞任すると、13年ぶりに弁護士に復帰。様々な人間関係の中で、懸命に弁護士として活躍していきます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。清廉潔白な州検事として有名でしたが、汚職疑惑と女性スキャンダルにより州検事を辞任します。収賄罪で懲役10年の判決を受けますが、汚職事件を否定し、無実を訴えて控訴します。妻を気にかけながら、将来の検事復帰を宣言します。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人であり、法律事務所を共同経営する、有能で魅力的な弁護士です。自身の法律事務所にアリシアを雇い入れ、彼女の弁護士復帰を応援します。休日には判事たちとバスケットボールを楽しむことも。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ウィルとともに法律事務所を経営する独身の女性弁護士で、フェミニストの民主党員としても知られています。初めは、同じ女性弁護士としてアリシアに脅威を感じていましたが、徐々に彼女を認め、彼女に対し協力的になっていきます。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

アリシアと同じ法律事務所の美人調査スタッフ。アリシアの夫ピーターに州検事局を解雇された過去を持ちます。アリシアの弁護士復帰後、持ち前の行動力で、アリシアの強力なサポート役となります。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

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『グッドワイフ』シーズン1のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン1のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。