海外ドラマ『グッドワイフ』シーズン1・第1話のあらすじと感想｜ネタバレあり

とにかく面白い！と以前からおすすめされていた海外ドラマ『グッド・ワイフ』シーズン1をようやく見ることができました。

主婦であり、妻であり、弁護士である女性が主人公の物語です。

『グッド・ワイフ』を見た感想やあらすじ、作品情報などを紹介していきます。

『グッド・ワイフ』シーズン1・第1話あらすじ

物語は、主人公アリシアと夫ピーターが、ピーターの辞任記者会見へ向かうシーンから始まります。ピーターは、収賄の疑いをかけられ、さらには娼婦との関係を示す映像を流出させられたのです。会見が終わり、呆然と立ち尽くすアリシア。夫は妻を気にかけますが、アリシアは怒りを抑えられません。

その半年後、アリシアは13年ぶりに弁護士に復帰しました。服役中のピーターに代わり、家計を支えるためです。アリシアは、学生時代からの友人、ウィルの法律事務所に雇われました。復帰後の彼女に任された初仕事は、カージャックを装い元夫を殺害したと容疑をかけられている、ジェニファーの弁護です。

友人のウィルは彼女の復帰を歓迎するも、周囲の目は冷ややかでした。アリシアが服役中のピーターの妻だということは当然知られており、法廷に入るや否や「ピーターの奥さんだ」と周りはざわつきます。そんな中でもアリシアは実力を発揮し、ジェニファーは電子錠付で保釈が認められました。

アリシアは、事件当日の状況を再びジェニファーにたずねました。ジェニファーは、車のタイヤに釘が刺されていたためタイヤがパンクした、すると赤のトラックが近づいてきて、マスクを被った男が銃で夫を撃った、と話しました。

しかし、現場の近くにいた警備員はそのトラックを見ておらず、監視カメラにも写っていないと言います。そんな中、ジェニファーは娘に会いたがり、アリシアは彼女を気づかいます。彼女の子供の監護権は、夫の両親にあったのです。

アリシアは、以前ダイアンが弁護を務めた際の陪審員に会いに行きました。すると、ジェニファーの件では、11人の陪審員が有罪と思っていたが1人の陪審員が無罪を主張し続け、彼女に根負けしてあとの5人が無罪に投票し、票が半分に割れたことがわかりました。

そんな中、アリシアは、ひとつしかないジュニア・アソシエイトの座を半年の試用期間で新人のケイリーと争わなければならいないことをウィルに知らされます。その後、夫ピーターの面会に行くと、ピーターに、ジェニファーの事件で伏せられた証拠があるという噂を伝えられます。

伏せられた証拠を見つけ出さなければ、この裁判に勝つことはできません。ジェニファーが警察に容疑者とみなされていた原因は、彼女から硝煙反応が出ていたということでしたが、アリシアは、証拠資料にはホッチキスが留められているのに関わらず2枚目がないということに気づきます。

その後の法廷では、被害者の男性の2番目の妻が相手側の証人として登場しました。彼女は監護権の件で元夫がジェニファーを恐れていたと話します。アリシアは反論するも、ほとんど質問をさせてもらえませんでした。アリシアは弁護方針を変え、伏せられた証拠の件について言及します。

相手側の弁護士は取り乱し、証拠を外したのはこの事件と関連性がなかったためで、欺く意図はなかったと主張します。すると、裁判長は検察側に証拠を提出するよう強く要求します。その後、カリンダの調査により、伏せられた証拠として、関節炎のグレイハウンドの毛が付いていたことがわかります。

アリシアが弁護方針を変えたことを快く思わないダイアンは、新人のケイリーに弁護を引き継がせようとします。そんな中、アリシアは、監視カメラの映像がコピーされた物だということを新たな証拠として提出します。怠け者の警備員が見回りに出ず、監視カメラの映像を作動させずにコピーしていたのです。

証人を崩すことができたものの、ピックアップの持ち主が誰なのかはまだわかっていません。しかし、車のタイヤに釘が刺さっていたことから、カージャックを装った殺人であることは確信されていました。アリシアは、カリンダとともに調査を続行します。

そんな中アリシアは、裁判所で夫のスキャンダル映像を流出させたとされる現職州検事のチャイルズと対面します。ピーターの無罪放免を阻止するべく立ちはだかる彼に、アリシアは「女を怒らせると怖いですよ」と言い放ちます。

アリシアは、被害者の2番目の妻、シンディー・ルイスが容疑を掛けられなかった理由が、彼女が事件の当日、マイアミに行っていたことであることに注目しました。さらに、ルイスの兄がドッグレース場で働いていることを裁判でほのめかします。

その後、ルイスの兄が赤のピックアップを借りていたことと、グレイハウンドの毛が付着していたことが一致し、ジェニファーの起訴は取り下げられました。ウィルとともにお祝いをするアリシア。すると、夫ピーターから留守電で、夫の控訴が認められることになったことを知らされます。

『グッド・ワイフ』シーズン1・第1話の感想

終始目が離せないストーリー展開

州検事の辞任会見という衝撃的なシーンで始まった第1話は、最初から最後まで目が離せませんでした。アリシアが次々と証拠を暴いていく様子は見ていてスカッとします。

夫の件もあり周囲からの風当たりも強い中、そんなことに構っている暇はないというように次々と仕事をこなしていくアリシアの姿はとてもたくましく、勇気をもらえます。

アリシアの強力なサポート役、カリンダ

アリシアの調査スタッフのカリンダは、かつてピーターに仕事をクビになった過去があったと言っていました。そのこともあってか、最初こそアリシアに対しよそよそしい感じがありましたが、アリシアの人柄と仕事ぶりを目の当たりにしてどんどん彼女に対して協力的になっていきます。

仕事終わりに二人でテキーラでお祝いをするシーンはなんだかほっこりしました。お酒の席でアリシアがカリンダにピーターの件の心情を打ち明けるシーンでは、女性同士だからこそ共感し合えるような会話がされていてグッときました。

家庭と仕事の両立

彼女が復帰した法律事務所では、女性同士の会話で「男社会だから女は団結しないとね」「怠けていいのは男だけ」などの会話が繰り広げられていました。女性がキャリアを持つことが難しいとされる社会の中でも、団結し、実力を発揮していこうとする職場の雰囲気はとても素敵だなと感じました。

バリバリ仕事をしながらも、家庭を支えるアリシアの人柄は、仕事にも現れています。カリンダに「依頼人に入れ込みすぎです」と言われるくらいジェニファーに気遣いを見せます。子供に会いたいと言うジェニファーと子供を電話で繋いであげたりするアリシアのあたたかい人柄も素敵です。

アリシアは仕事中に鳴る家族からの電話にも対応します。急ぎ足で次の現場に向かいながら携帯片手に家族と会話する様子は、家庭と仕事を両立する女性、という感じでカッコいいです。

学生時代からの友人ウィルとの関係性

夫の件で周囲が冷ややかな目を向けようが、彼女を応援しつづける学生時代からの友人、ウィルとの関係性にも注目です。アリシアが証拠をみごとに暴いた日も、二人でオフィスに残りお祝いをします。お互いに学生時代の懐かしい思い出を語り合うシーンはほっこりします。

まとめ

物語の終盤では夫ピーターから、控訴が認められたとの連絡が。ジェニファーの起訴も取り下げられ、いいことづくめといったところでしょうか？次回以降の展開が気になります。

『グッド・ワイフ(Good Wife)』というタイトルについて

『グッド・ワイフ(Good Wife)』は直訳すると「良妻賢母」という意味があります。このドラマの原題は「The Good Wife」ですが、このタイトルの意味を「(一般的な)良妻賢母」と解釈するのは正しくはないという意見があります。このタイトルには冠詞の “The” がついています。

したがって、 “A Good Wife” であれば一般的な意味での良妻賢母という意味合いが強くなりますが、 “The Good Wife” は主人公アリシア・フロリック固有の “Good Wife” 、「良き妻」であるとする意見があるのです。

ストーリーが展開されていくにつれ、一般的な良妻賢母という呼び方がされることに疑問符がついてくるのに従い、アリシアが “A Good Wife” ではなく “The Good Wife” であるということを表しているのではないかという解釈があります。

『グッド・ワイフ』の作品情報

登場人物紹介

アリシア・フロリック(ジュリアナ・マルグリーズ)

主人公のアリシアは、大学院を首席で卒業し2年間弁護士として活躍した後は良き妻、良き母として家庭に専念してきました。しかし、夫ピーターが、汚職疑惑で州検事を辞任すると、13年ぶりに弁護士に復帰。様々な人間関係の中で、懸命に弁護士として活躍していきます。

アリシア役を演じたのは、アメリカのニューヨーク州出身の女優、ジュリアナ・マルグリーズです。サラ・ローレンス大学で美術史を学び、在学中に演技を始めました。1994年から2000年の間、テレビシリーズ『ER緊急救命室』に看護婦長役で出演していました。

本作『グッド・ワイフ』ではゴールデングローブ賞のテレビ主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。本作のプロデューサーとしても名を連ねています。2007年に弁護士の男性と結婚しました。

ピーター・フロリック(クリス・ノース)

アリシアの夫。清廉潔白な州検事として有名でしたが、汚職疑惑と女性スキャンダルにより州検事を辞任します。収賄罪で懲役10年の判決を受けますが、汚職事件を否定し、無実を訴えて控訴します。妻を気にかけながら、将来の検事復帰を宣言します。

ピーター役を演じたのは、大人気のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミスター・ビッグ役でもおなじみのクリス・ノースです。アメリカのウィスコンシン州出身の俳優で、1986年の『オフ・ビート』で映画デビューを果たし、その後も数々の作品に出演しています。

人気テレビシリーズ『ロー・アンド・オーダー』で刑事マイク・ローガン役を務めたことでも知られおり、『セックス・アンド・ザ・シティ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされました。

ウィル・ガードナー(ジョシュ・チャールズ)

アリシアの学生時代からの友人であり、法律事務所を共同経営する、有能で魅力的な弁護士です。自身の法律事務所にアリシアを雇い入れ、彼女の弁護士復帰を応援します。休日には判事たちとバスケットボールを楽しむことも。

ウィル役を演じたのは、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の俳優、ジョシュ・チャールズです。同じくボルチモア出身の監督・ジョン・ウォーターズが手掛けた1988年の映画『ヘアスプレー』にて映画デビューを果たしました。

1989年の映画『いまを生きる』ではロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホークと共演し、2009年の映画『アフターライフ』ではクリスティーナ・リッチ、リアム・ニーソンと共演しました。フェデリコ・フェリーニ監督作品の大ファンとしても知られています。

ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)

ウィルとともに法律事務所を経営する独身の女性弁護士で、フェミニストの民主党員としても知られています。初めは、同じ女性弁護士としてアリシアに脅威を感じていましたが、徐々に彼女を認め、彼女に対し協力的になっていきます。

ダイアン役を演じたクリスティーン・バランスキーは、アメリカのニューヨーク州バッファロー出身の女優です。父親はポーランド語新聞の編集者であり、祖父母はポーランドで俳優として活躍していました。

ジュリアード音楽院で学び、ブロードウェイで活躍し、1984年と1989年にはトニー賞を受賞しています。映画『シカゴ』『マンマ・ミーア!』などにも出演しています。エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞にノミネート経験された経験を持ちます。

カリンダ・シャルマ(アーチー・パンジャビ)

アリシアと同じ法律事務所の美人調査スタッフ。アリシアの夫ピーターに州検事局を解雇された過去を持ちます。アリシアの弁護士復帰後、持ち前の行動力で、アリシアの強力なサポート役となります。

カリンダ役を演じたのは、イギリスのロンドンのエッジウェア出身の女優、アーチー・パンジャビです。彼女の両親はインド出身で、教師をしています。子供の頃から女優を目指しており、イギリスのブルネル大学では経営学を学んでいました。

第62回プライムタイム・エミー賞では助演女優賞を受賞し、第70回ゴールデングローブ賞のテレビシリーズドラマ部門では助演女優賞にノミネートされました。なお、2005年のベルリン国際映画祭においてはシューティング・スター賞も受賞しています。

『グッド・ワイフ』の視聴方法

『グッド・ワイフ』を視聴できる動画配信サービスは以下の通り。

2021年10月1日現在『グッドワイフ』はHuluで視聴可能です。

『hulu』でグッドワイフを視聴する

huluでは『グッドワイフ』をシーズン1～7まで見放題で配信中。日本語吹き替え・字幕どちらも対応しています。

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『グッドワイフ』シーズン1のエピソード一覧

『グッドワイフ』シーズン1のエピソード一覧は以下のとおりです。「あらすじ記事はコチラ」を押すとそのエピソードのあらすじ・ネタバレ記事が読めます。

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