実話をもとにした大ヒット映画。
今回は、映画『フラガール』の作品概要・あらすじ・ネタバレ・感想・視聴方法をご紹介します。
目次
『フラガール』の作品概要
上映日 | 2006年 |
---|---|
上映時間 | 120分 |
制作国 | 日本 |
監督 | 李相日 |
脚本 | 李相日 |
音楽 | ジェイク・シマブクロ |
出演 | 蒼井優/徳永えり/山崎静代/池津祥子/浅川稚広/安部魔凛碧 |
『フラガール』は、実際に福島県いわき市で行われた町おこし事業をテーマとした作品。公開前はあまり話題にはならなかったが、口コミで徐々に広まり、興行収入14億円を達成した。第30回日本アカデミー賞や第49回ブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。
『フラガール』のあらすじ
1965年、炭鉱の経営難に見舞われ、福島県いわき市は、危機的状況にあった。そんな中、坑夫の吉本紀夫が、炭鉱の娘たちによるフラダンスチーム結成を呼び掛ける。プロのダンサーを招き、一大プロジェクトに挑むのだが、現実は甘くなかった。炭鉱町の奮闘と感動の物語。
登場人物紹介
[box class="white_box" title="フラガールズ"]平山まどか(松雪泰子)
ダンス指導を担当するプロダンサー。
谷川紀美子(蒼井優)
炭鉱の娘。早苗に誘われ、フラダンスを始める。
木村早苗(徳永えり)
早苗をフラダンスに誘う。やる気はあるが、不器用な少女。
熊野小百合(山崎静代)
大柄でマイペースな性格。フラダンスを始める。
佐々木初子(池津祥子)
既婚者。フラダンスを始める。
[/box] [box class="white_box" title="炭鉱の人々"]吉本紀夫(岸部一徳)
ハワイアンセンター建設を計画する。
谷川洋二朗(豊川悦司)
紀美子の兄。ぶっきらぼうだが、面倒見は良い。
谷川千代(富司純子)
紀美子の母。フラダンスに反対する。
[/box]『フラガール』のネタバレ
【起】ハワイアンセンター設立計画
1965年。時代は、石炭から石油へのエネルギー革命の真っ只中にあった。それに伴い、住人のほとんどが炭鉱で働く福島県いわき市の常盤町は、経営難に陥っていた。
そんな状況を打破するため、炭鉱会社部長の吉本紀夫は、一大プロジェクトを計画する。計画は、ハワイをモチーフにしたレジャー施設、ハワイアンセンターの建設である。
吉本は、炭鉱の娘をフラダンサーとして育てようと思い、町中にフラダンサー募集を呼びかけるポスターを貼る。
炭鉱の娘、木村早苗は、フラダンサー募集のポスターを見て興味を持つ。親友である谷川紀美子をなんとかして引き込み、集会へと向かった。
【承】プロダンサーまどか
集会には沢山の応募者たちが集まっていた。しかし、応募者たちはプロのフラダンスのビデオを観ると「露出度が高い」などと言って帰って行った。そうして残ったのは、紀美子と早苗、大柄な熊野小百合と佐々木初子であった。
4人の育成のため、吉本は、東京からプロのダンサーである平山まどかを招待する。まどかは、松竹歌劇団で活動していたが、引退した。今回、いわき市にやって来たのは、母の借金を返すためである。
まどかは、レッスンに来たが、一度はプロとして活躍した自分が、素人にダンスを教えることは、プライドが許さなかった。生徒たちは、まどかに見放される。しかし、翌日生徒たちはまどかのダンスを見て、すっかり魅了された。
生徒たちは、もう一度まどかに教えを乞う。その熱量を受け入れ、まどかのレッスンは再開した。まどかのレッスンは、町中で話題になった。フラダンスに興味を持った女性たちが、次々と集まった。
【転】フラガール反対派
紀美子と早苗は、両親に内緒で、学校をサボりながらダンスを練習していた。ある日、そのことが、ついにバレてしまった。紀美子は家を追い出され、ダンス教室に布団を敷き、寝泊まりするようになった。そして、早苗は北海道に引っ越すことになった。フラガール反対派勢力はまだ強かった。
トラブルはありながらも、フラガールズは公演に出るようになった。最初はミスばかりで不評であったが、徐々に受け入れられていく。各地でフラダンスの公演が行われた。
ある日、小百合の父が炭鉱の事故で亡くなる。その日は公演当日であった。まどかは、公演を中止にしようとしたが、小百合は「舞台に立つ」と言った。結果として、公演は成功する。しかし、メンバーの父の命日の日にダンスをしていたことを、町の人たちは非難した。
【結】待ちわびた拍手
町の人たちからの非難を受け、責任を感じたまどかは、先生をやめ、東京に戻ろうとする。まどかが電車に乗ったとき、紀美子たちが駅にやって来る。それでも、まどかの決意は固かった。まどかは、紀美子たちから目を背ける。
生徒たちの声が消え、まどかが、ふと窓の外を見ると、そこには紀美子たちがフラダンスで「愛している」というメッセージを伝えていた。それを見たまどかは、涙が止まらなくなる。発車した電車を止め、急いで降りる。
町の人たちも、フラガールズを受け入れていた。実は、裏で紀美子の母が、町の人たちを説得していた。
ハワイアンセンターの建設は順調に進み、オープンした。大量の観客に見守られながら、公演は大成功した。
『フラガール』の感想
いやあ、いい映画でしたね。私は1日に約36時間は蒼井優さんのことを考えて過ごしているのですが、そんな私からすればこの映画は、究極の娯楽です。2時間の映画ですが、少なく見積もって100回は恋に落ちました。
レッスンに出るもやる気のない蒼井優、公演終わりのバスでまどか先生にちょっかいを掛ける蒼井優、ラストシーンで圧巻のダンスを見せる蒼井優。どれを取っても素晴らしく、思わずフラダンスを踊ってしまいそうになります。(踊れません。)
読者の皆さんとの温度差を感じたところで、映画の話に戻ります。『フラガール』は、信じられないほどの逆転劇を描いた映画ですが、なんと実話を元にしているんですね。どんな危機的状況であっても、希望を忘れず笑顔でいれば、やがて幸せはやって来るのかもしれません。
明るく、希望に満ちたエンタメ作品です。ぜひご覧ください。
『フラガール』の視聴方法
『フラガール』はDVDの購入やレンタル、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴することができます。
2020年6月現在、『フラガール』を視聴できるサービスは以下の通りです。
サービス名 | 配信状況 | 月額料金 |
---|---|---|
U-NEXT | 見放題 | 1,990円 |
Hulu | 視聴不可 | 1,026円 |
Amazonプライムビデオ | 見放題 | 500円 |
Netflix | 見放題 | 800円 |
FODプレミアム | 有料レンタル | 976円 |
dTV | 視聴不可 | 500円 |
dアニメストア | 視聴不可 | 400円 |
TELASA | 有料レンタル | 562円 |
Paravi | 視聴不可 | 925円 |
NHKオンデマンド | 視聴不可 | 990円 |
TSUTAYAプレミアム | 無料レンタル | 1,100円 |
Disney+ | 視聴不可 | 770円 |
DAZN | 視聴不可 | 1,750円 |
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